ドライブレコーダーは事故やトラブルが発生した際に非常に重要な役割を果たすものです。交通事故の証拠として、また不測の事態に備えるためにドライブレコーダーの映像は私たちの安全を守る重要なデータになりえます。しかしながら、ドライブレコーダー内の映像が何らかの理由で消失してしまうことがあります。SDカードの故障、電源トラブル、誤操作によるデータ削除など、さまざまな原因でドライブレコーダー内からデータが失われてしまうことがありますが、こうしたトラブルに直面した際にはデータを復元する方法を知っておくことが非常に重要となります。
本記事ではドライブレコーダーからデータが消える原因や復元方法の他、注意点についても紹介していきます。
ドライブレコーダーとは?
ドライブレコーダーとは、車両に搭載して走行中の映像や音声を記録するデバイスのことを指します。ドライブレコーダー(ドラレコ)は車の事故やトラブルが発生した際に証拠として利用される他、駐車中の監視や安全運転の促進にも役立ちます。ドライブレコーダーは主にフロントガラス部分に設置され、前方の映像を記録する機器が多いものの、近年では後方や車内の映像も記録できるモデルも増えてきています。
ドライブレコーダーの役割
ドライブレコーダーは車両の安全性向上や事故時の証拠収集に加えて、近年問題視されているあおり運転や危険運転といった行為への対策としても重要な役割を果たしています。ここでは、ドライブレコーダーの多様な役割を紹介していきます。
- 事故発生時の証拠収集
- あおり運転・危険運転の対策
- 駐車監視と防犯
- 運転の記録とトレーニング
- 法的トラブルへの対応
- 保険割引
- 自動緊急通報
- 車内や周囲の記録
1.事故発生時の証拠収集
ドライブレコーダーの最も基本的な役割は、交通事故やトラブル発生時の映像・音声を記録し、事故の責任を明確にするための証拠を残せる点になります。ドライブレコーダーで撮影した映像や動画は警察や保険会社への証拠として提出ができ、事故処理をスムーズに進めることが見込めます。以下のような状況で有効な証拠になりえるものです。
・交通事故の映像記録:前方や後方の動画を記録し、事故の責任を明確にするための証拠を残せます。
・接触事故や当て逃げの動画:駐車中に車両にぶつけられた場合にもドライブレコーダー内の録画データが加害者特定に役立ちます。
2.あおり運転・危険運転の対策
近年、社会問題となっているあおり運転や危険運転に対して、ドライブレコーダーは次のような役割を果たしています。
・あおり運転の映像記録:悪質なあおり運転をドライブレコーダーは映像、動画として記録し、警察に証拠として提出することができます。
・危険運転の抑止効果:ドライブレコーダーに映像が記録されていることが加害者への抑止力となり、過激な運転行為を防ぐ効果も見込めます。
3.駐車監視と防犯
駐車中の監視機能を搭載したドライブレコーダーは、以下のような状況においても役割を果たします:
・駐車場での当て逃げ防止:駐車中に車両が衝撃を受けた際にはドライブレコーダーは自動で録画を開始するモデルも流通しています。
・車上荒らし対策:不審な人物が車に接近した際にもドライブレコーダーは録画を開始することで、犯罪防止や映像での証拠収集に役立ちます。
4.運転の記録とトレーニング
ドライブレコーダーは運転の映像を記録できるため、運転者が自分の運転を見直すことにも役立ちます。
・安全運転の確認:自分の運転を映像で見直すことで運転技術を向上させることが見込めます。
・新米ドライバーの教育:初心者や運転中のクセを改善するためにもドライブレコーダーで撮影した映像を利用することができます。
5.法的トラブルへの対応
危険運転や交通トラブルが発生した場合にもドライブレコーダーの映像は法的な証拠として使用され、裁判や保険手続きにおいて重要な役割を果たします。
・交通トラブルの解決:道交法違反やトラブル時の証拠としてドライブレコーダーの映像を提出し、動画の内容から状況を証明することが可能となります。
・保険会社への証拠提出:事故が発生した際には保険会社に証拠としてドライブレコーダーの映像を提出することで、より迅速な対応を引き出すことができるものです。
6.保険割引
一部の保険会社では、ドライブレコーダーを装着することで、保険料の割引を受けられることがあります。
・安全性向上による割引:ドライブレコーダー装着による事故抑止効果が評価され、保険料が割引されることもあります。
7.自動緊急通報
最新モデルの中には通信型のドライブレコーダーもあり、衝撃を検知した際には自動で緊急通報を行うと同時に位置情報、車両情報などを送信できることから迅速な救助や対応が期待できるものです。
・緊急通報システム:事故や車両が大きな衝撃を受けた際に、通信型のドライブレコーダーは緊急連絡先や救急サービスに自動的に通知することが可能です。
8.車内や周囲の記録
車内や周囲の状況を映像で記録することができるドライブレコーダーも増えてきており、以下のような状況で役立つ事が見込めます。
・タクシーやバスの防犯対策:乗客とのトラブルの内容を動画で残すことができるため、犯罪の抑止効果が期待されます。
・ドライブの思い出記録:レジャーや旅行中の美しい風景や旅行の思い出、ユニークなシーンを動画で記録し、後で楽しむこともできます。
ドライブレコーダーは事故時の証拠収集からあおり運転や危険運転の対策、駐車中の防犯、さらには運転技術の向上やレジャーの記録まで、非常に多様な役割を担っているものです。特に近年の社会問題に対応するツールとしてもドライブレコーダーの映像データの重要性はますます高まっています。
ドライブレコーダーのデータが消える原因
ドライブレコーダーは事故やトラブルの際に重要な証拠となる映像を記録しますが、データが消失する事態に陥ってしまう事もありえます。以下では、ドライブレコーダーのデータが消える主な原因を紹介します。
- SDカードの故障
- ファイルシステムの破損
- 誤操作によるデータ削除
- 上書きによるデータ消失
- エラーメッセージが表示された
- フォーマットエラー
- 電源の不具合や突然の電源遮断
- ドライブレコーダー本体の故障
- 停電やバッテリー切れによる録画中断
- ウイルスやマルウェアの影響
1.SDカードの故障
ドライブレコーダーのデータは通常、SDカードやmicroSDカードに保存されますが、SDカードの寿命や経年劣化、接触不良、物理的な故障が原因となりデータが消失することがあります。SDカードなどの記録媒体は長期間使用するとカードの書き込み回数が限界を超えるため、正常にデータを保存できなくなります。また、温度の変化や衝撃、摩耗などでSDカードが物理的に損傷、破損するとデータが消失する事態に直結することもありえるものです。
※SDカードやmicroSDカードは極小の記録メディアの1つで衝撃や振動、摩耗に弱い他、事故によってドラレコ自体に物理的負荷がかかる・ドラレコ自体が故障してしまうことも多く、その際にはSDカードにも重篤な障害が発生していることもあり、データを失いたくない方は慎重な対応が求められます。
※ドライブレコーダーでSDカードが認識しない、読み込まない等の症状が出た際にはSDカードが物理的・機械的に故障していることが大半で注意が必要となります。カードの抜き差しやドライブレコーダーやSDカードを接続したパソコンの電源の入り切りなど簡単に試せることを行うだけでも機器に致命傷を与え、取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。ドライブレコーダーで撮影した映像、動画データが大事・無くなったり復元ができなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合には手を止めてプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを検討しましょう。
2.ファイルシステムの破損
ドライブレコーダーでSDカードなどの記録デバイス内のファイルシステムが破損したことが原因となり、データが読み取れなくなるトラブルが発生することもあります。ファイルシステムが破損すると、映像データが読み取れない・動画が再生できない事態に陥ることもありえます。ファイルシステムのエラーは電源が不安定な状態でドライブレコーダーおよびSDカードを使用した・カードを不適切に取り外した・突然の電源切断や衝撃によって引き起こされることが多いものです。ファイルシステムが破損した場合にはデータの復元作業を行うことを考える必要が出てきます。
↓SDカードの損傷・破損が疑われる時にはこちらも参照ください。
3.誤操作によるデータ削除
ユーザーが誤ってドライブレコーダー内の動画データやSDカード内の映像データを削除してしまうケースもありえます。特にドライブレコーダーの操作パネルやパソコンでの操作時に設定の変更・データの移動操作を行った場合や誤ってSDカードをフォーマットした・ファイルやフォルダを誤削除した際に重要な映像が失われることがあります。これにより、ドライブレコーダーからデータの復元作業の難易度が上がる事も多く起こりえるものです。
4.上書きによるデータ消失
ドライブレコーダーは通常、メモリカードの容量がいっぱいになると古いデータを自動で上書きする仕様になっています。そのため、重要な映像が録画されていることに気付かないままデータが上書きされたことが原因となり、データが消失する事態に繋がる事があります。特に長時間に渡って録画を続けている場合には過去の映像が早い段階で上書きされてしまうこともありえます。
※上書きされたデータについては個人で復元することは難しいため、早めにプロのデータ復旧会社に相談する必要が出てきます。
5.エラーメッセージが表示された
ドライブレコーダーに下記のようなエラーメッセージが表示された際にはデータが失われる危険性が高まっていることが多く注意が必要となります。
・ドライブレコーダーに表示されるエラーメッセージ例
エラーメッセージ | エラーメッセージが表示される状況 | 原因 |
---|---|---|
SDカードエラー | SDカードに何らかの異常が発生している | SDカードが正しく挿入されていない・SDカードが故障している・SDカードのフォーマットが必要・SDカードの書き込み限度が限界に達している |
メモリカードが挿入されていません | ドライブレコーダーがメモリカードを認識できていない | メモリカードが挿入されていない・メモリカードの接触不良・使用しているメモリカードが非対応 |
録画できませんでした | 録画が正しく開始されなかったか、途中で停止した | SDカードの容量不足・メモリカードが破損している・録画中に電源が切れた |
メモリカードをフォーマットしてください | メモリカードが正しく認識されていないか、フォーマットが必要な状態 | 新しいメモリカードを挿入した際に表示されることが多い・ファイルシステムが破損している |
ファイルが破損しています | 保存された映像ファイルが何らかの理由で破損している | 録画中の電源遮断やバッテリー切れ・SDカードのエラーや寿命・メモリカードへの書き込み不具合 |
SDカードがいっぱいです | SDカードの容量が一杯になっている | 古い映像が上書きされる設定になっていない・自動削除や上書き機能が停止している |
microSDカードを確認してください | 何も操作ができない。SDカードが認識されない | メモリカードが破損、故障している・メモリカードの接触不良 |
録画が途中で停止しました | 録画が予期せず停止した | 電源供給の問題(バッテリー切れなど)・SDカードのエラー・ドライブレコーダーの内部エラー |
フォーマットが失敗しました | SDカードのフォーマットが正常に行われなかった | メモリカードの物理的な破損・不適切なフォーマット形式 |
GPS信号を受信できません | GPS機能が内蔵されているドライブレコーダーでGPS信号を受信することができない | 屋内駐車場やトンネルなど、GPS信号が届きにくい場所にいる・GPSモジュールの不具合 |
温度が高すぎます | ドライブレコーダーの内部温度が高すぎる | 直射日光下での長時間使用している・車内の温度が極端に高い ※温度だけでなく紫外線の影響によってSDカードが損傷することもありえます。 |
6.フォーマットエラー
ドライブレコーダーでSDカードなどの機器を使用する際にカードのフォーマットエラーが発生すると保存されているデータが破損することがあります。特にフォーマットが正しく行われていない場合や、誤ってカードをフォーマットしてしまった場合にデータが消失することがあります。
※ドライブレコーダーで動画撮影した映像データをパソコンで確認しようとした際には「フォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」とエラーメッセージが出ることも多いものです。そのようなエラーが出た際にはSDカードが物理的・機械的に故障していることが大半で注意が必要となります。慌てて、SDカードをフォーマットしてしまうと機器内のデータが全て消去されるため注意しましょう。万が一、間違ってフォーマット操作を進めてしまった場合にはその場で手を止めてプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。個人では復元できない状態に陥ってしまっていることが大半で、操作や確認作業を進めようとするだけで状態は重篤化してしまいます。
↓フォーマットする必要があります。フォーマットしますか?と表示されてお困りの方はこちら
7.電源の不具合や突然の電源遮断
車両のバッテリー切れや電源供給の問題でドライブレコーダーが突然シャットダウンすると記録中の映像データが破損したり、動画データが保存されなかったりすることがあります。特に走行中にドライブレコーダーに対して電力が途絶えると最後に記録された映像データが不完全な状態になり、ファイルが正常に保存されない・動画ファイルが再生できない等のトラブル発生に繋がることも多く起こりえます。
8.ドライブレコーダー本体の故障
事故の衝撃によってドライブレコーダーや映像データが保存されているSDカードが故障、カードが曲がってしまうことがあります。また、ドライブレコーダー自体も経年劣化(自然故障、寿命)などによって故障することもありえます。ドライブレコーダー本体が故障した際にはデータが消失する事態に直結することも多く、注意が必要となります。カメラや録画機能の不具合、ファームウェアのバグ、内蔵メモリの故障などが原因でデータが正しく保存されなかったり、記録された動画データが破損したりすることも起こりえるものです。
9.停電やバッテリー切れによる録画中断
ドライブレコーダーの駐車監視機能を使用している場合には車のバッテリーが切れた・停電が発生した際にはデータが正しく保存されず、記録が中断されることがあります。これにより、録画中の動画データが破損したり消失したりすることもありえます。
10.ウイルスやマルウェアの影響
ドライブレコーダーやSDカードをパソコンや他のデバイスに接続した際にウイルスやマルウェアに感染することで、動画データが破損することがあります。ウイルスやマルウェアに感染したことが原因で動画ファイルが開けなくなる他、映像データそのものが消去されることもありえます。
ドライブレコーダーからデータを復元する方法は
ドライブレコーダーのデータが破損、消失、削除してしまった場合に重要な映像を取り戻すためにはいくつかの復元方法が挙げられます。以下ではドライブレコーダーからデータを復元する際の具体的な方法を紹介していきます。
- メモリカードの確認とカードリーダーを使用する
- 復元ソフトを使用する
- 別のカードリーダーやデバイスで確認する
- ドライブレコーダー本体を確認する
- 復旧業者に相談する
1.メモリカードの確認とカードリーダーを使用する
ドライブレコーダーで撮影した映像データを復元したい時には、まずは、ドライブレコーダーのデータが保存されているSDカードを取り外して、パソコンで確認する方法が自分で試せる復元方法として挙げられます。
・カードリーダーを使用する:ドライブレコーダーに挿入されていたメモリカード(SDカードやmicroSDカード)をカードリーダーに挿入し、パソコン上でデータが見えるか確認してみましょう。パソコンで正常に認識される場合にはファイルの復元が簡単に行えることもあります。
・別のデバイスで確認する:ドライブレコーダーに挿入されていたメモリカード(SDカードやmicroSDカード)を別のカードリーダーや別のドライブレコーダーでデータが読み取れるか確認する方法も自分で試せる復元方法の1つとして挙げられます。この方法を試す事でメモリカード自体が壊れているのか、ドライブレコーダーに問題があるのかを特定することが見込めます。
※SDカードが認識しない・パソコン上で動画データを見ることができない・ファイルやフォルダが開かない・動画データが正しく再生されない等のトラブルが発生した際にはSDカード自体が物理的・機械的に故障していることが大半で注意が必要となります。確認作業を進めるだけで状態が重篤化し、データの復元・修復作業の難易度が上がることもありえます。特に事故やトラブルが発生した際のドライブレコーダーの映像データが入っているSDカードが正常に動作しなくなった場合には余計な操作を進めて後悔する前にプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。
2.復元ソフトを使用する
ドライブレコーダー内でSDカードが認識しない・エラーメッセージが出て動作しない・データが消えている・ファイルやフォルダが破損している、誤って削除した等の問題が生じた際に自分で試せる対処方法としては、復元ソフトを使う方法も選択肢の1つになりえます。しかしながら、復元ソフトを使った対処方法を試すことで全てのデータが失われる事態に直結することも多く、取り扱いには注意が必要となります。特に交通事故やあおり運転、車上荒らしなどの証拠が入っている・ドライブレコーダーのデータを早く安く確実に復元したいと考えた場合にはソフトを使った復元方法は試さない方が良いことの方が多いものです。
・ドライブレコーダーで撮影した動画データを復元したい場合にソフトを使う際の注意点
復元ソフトはSDカードなどの記録媒体に軽度の論理障害が生じている時にしか使えない |
---|
SDカードが認識しない・エラーメッセージが表示されて正常に動作しない時には物理障害が発生している事が大半で復元ソフトの機能自体が使えない事が多い |
SDカードに対して復元ソフトの機能、スキャンをかけることで状況が重篤化する・データが意図しない形で上書きが進む事も多く起こりえる |
復元ソフトの機能を試すことでデータ復旧・エラー修復作業の難易度が上がることも多い |
・ドライブレコーダーで撮影したデータが入っている機器に対して復元ソフトを使いたい時には
ドライブレコーダー内でSDカードが認識しない・エラーメッセージが出て動作しない・ファイルやフォルダを誤って削除した等のトラブルが発生した際にデータが消えても良い・失敗しても構わない場合には復元ソフトを使う方法も選択肢の1つになりえます。SDカードに対して復元ソフトを使う際には下記のような手順を踏むことになります。
- SDカードに対応した復元ソフトを探す
- 復元ソフトをパソコンにインストールする
- SDカードをパソコンに接続する
- 復元ソフトの指示に従ってスキャンを行う
- 復旧したいファイルが出れば選択し、復元ボタンを押す
- 復元作業完了
3.別のカードリーダーやデバイスで確認する
パソコンでドライブレコーダーに入っていたメモリカードが認識しない場合は、別のカードリーダーや別のデバイスを試してみる方法も自分で試せる復元方法として挙げられます。カードリーダーやドライブレコーダーに問題がある事も少なからずありえるため、複数の方法で確認することで原因を特定できることもあります。
※SDカードなどの機器は極小の記録メディアの1つで金属端子部分にゴミや塵、ホコリなどが付着すると故障の原因にもなりえます。また、カードの抜き差しの繰り返すことで部品が摩耗し、経年劣化によってSDカードが認識しないなどの症状を引き起こすことも多いものです。万が一、見た目でSDカード自体に異常や傷がある・損傷が疑われる時には自力での問題解決は難しい状態に陥っています。少しでも物理的・機械的に故障している・経年劣化が疑われるメモリカード内のデータを早く安く確実に復元したいと考えた時にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを検討しましょう。無理に触ると状況が重篤化してしまいます。
↓SDカードが認識しない・読み込まない時にはこちらの対処法もお試しください。
4.ドライブレコーダー本体を確認する
データがドライブレコーダー本体に保存されている場合や録画時に問題があった可能性がある場合は、ドライブレコーダー本体の設定を確認する方法も自分で試せる復元方法になりえます。ファームウェアの更新が必要な時には適用することで問題が解消することもあります。
※ドライブレコーダーが正常に動作しない時にデータが不要な方は設定をリセットする方法も選択肢に挙がってきますが、リセットを試すことで全てのデータが消失する事も多いため、心配な方は無理に試さないように注意しましょう。
5.復旧業者に相談する
ドライブレコーダーで撮影した映像データが消えた・SDカードが認識しない・エラーメッセージが表示されて機器が動作しない・ファイルやフォルダが破損している・動画データを誤削除、上書きした等のトラブルが生じた際には慌ててしまうことも多いものです。
確認操作を進める・作業を続けようとするだけで機器に致命傷を与える他、取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。ドライブレコーダーで撮影したデータが大事・事故の証拠など必要な映像が含まれており、無くなったり復元ができなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合にはデータ復旧の専門業者の無料相談を利用することを優先しましょう。
・データ復旧業者の選び方
ドライブレコーダーで撮影した動画データを早く安く確実に復元したいと考えた時にはデータ復旧業者選びが重要となります。どこの復旧業者に相談すれば良いのか悩んだ時には下記の様な項目をチェックすると困らずに済みます。
- 高度な技術力を持っている(独自復元技術やAI技術の有無)
- データ復旧、修復に要するスピードや対応が早い
- 料金プランや復元の費用例がホームページに記載されている
- クリーンルームなど専用環境下で復旧・修復作業を行っている
- 情報の守秘義務・セキュリティ管理が万全
- 復旧実績・復元事例の有無
データ復旧業者は数多く存在していますが、技術力やサービス内容には大きな差があるものです。アドバンスデータ復旧は1から6の項目、全てを満たしているおすすめのデータ復旧業者です。独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力で復旧・復元作業を行うからこそ、迅速な対応と低価格でのデータ復旧サービスを実現しています。SDカードやmicroSDカード、HDD、SSD、パソコン(Windows・Mac・自作・タブレット型)、NASやRAIDサーバー、SDカード、ドライブレコーダー、ビデオカメラなど様々な機種に対して復旧・復元実績も多くあり、安心です。
ドライブレコーダーのデータを復元したい時に注意したいこと
ドライブレコーダーで撮影した映像データが消えた・SDカードやmicroSDカードが認識しない・エラーメッセージが表示されて機器が動作しない・データを誤削除した・ファイルやフォルダが破損している等のトラブルが発生した際にデータを失いたくない方は下記のような事を行わないように注意しましょう。
- 通電し続ける
- 電源の入り切り、再起動を繰り返す
- SDカードの抜き差しや複数の端末に接続する事を試す
- 操作や作業を続ける
- 曲げる・叩く・振るなど衝撃を与える
- 復元ソフトを使う
- 初期化、フォーマットする
- 修理に出す
- データを削除した後に上書きする
1.通電し続ける
ドライブレコーダー内の映像が消えた、動画が再生されない、SDカードが破損した、誤操作でSDカード内のデータを削除・上書きした等のトラブルが発生した際には機器の使用を止めることが最優先となります。まずはドライブレコーダーの電源を切る他、SDカードを取り外し、機器に対して通電されないように努めましょう。特にSDカードが認識しない・エラーメッセージが表示されるような時には機器に物理障害が生じている・フラッシュメモリチップやメモリコントローラーが故障していることが大半です。そのような場合に通電し続ける・ドライブレコーダーに入れたままにする・パソコンに接続したままにするだけでも状態は重篤化してしまいます。
2.電源の入り切り、再起動を繰り返す
ドライブレコーダー内のSDカードが認識しない・SDカードを誤ってフォーマットした・上書きした後にデータを復元したいと考えた場合には状態を悪化させないようにすることが最善の対処方法となります。SDカードをドライブレコーダーに挿入したまま、パソコンに接続したまま電源の入り切りや再起動を繰り返すことは避けましょう。簡単にできることを試すだけでもファイルシステムが損傷する・故障具合が悪化する・損傷箇所が増える・データが意図しない形で上書きされることも多く起こりえます。ドライブレコーダーで撮影したデータは動画ファイルであるため、ファイルシステムが一部でも損傷、上書きされた場合には再生ができなくなる他、取り返しのつかない状況に陥ってしまう事態に直結することもありえます。ドライブレコーダーで撮影した映像データを復元したい場合には機器を触らない様にすることが重要となります。
3.SDカードの抜き差しや複数の端末に接続する事を試す
ドライブレコーダーに挿入していたSDカードが認識しない・エラーメッセージが表示されて動作しない、誤ってフォーマットした・データを誤削除した等のトラブルが発生した際に早く安く確実にデータを復元したいと少しでも考えた場合にはSDカードの抜き差しやカードリーダーなどを使って複数のパソコンや複数の端末に接続するような事は避けましょう。
SDカードは抜き差しを行うたびにデータにアクセスが行われるため、その都度、データの上書きや損傷が進む事が大半で、簡単にできることを試しただけで状態が重篤化し、復元が困難となる状況に繋がることも起こりえるものです。また、SDカードやmicroSDカードは極小の記録媒体の1つで衝撃や摩擦に弱い性質も持っています。抜き差しを繰り返すことで接触部分の傷が増える・損傷具合が悪化するなど物理障害を引き起こす事もありえます。SDカードが認識しないなどの症状が出た際には、すでに個人で対応できない物理障害が生じていることがほとんどであるため、ドライブレコーダーで撮影した映像データを失いたくない方は無理に作業を進めることは避けた方が良いものです。
4.操作や作業を続ける
ドライブレコーダーのデータを復元したいと考えた場合には手を止めることが最善の対処方法にもなりえます。ドライブレコーダーで撮影したデータがSDカードに保存されていたような場合にカード内に欲しい映像データが残っていないか探す・アクセスを試みる・認識できないか確認する・新たなファイルやフォルダを保存する・事故時のデータのコピーや移動、ファイルやフォルダの整理を行うなど、使用を続けるだけでもファイルシステムの破損具合が悪化する・データの上書きが進む・故障箇所が増える等、データの復元が困難となる状況に直結するため注意が必要となります。少しでも困ったり悩んだりした際にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。
5.曲げる・叩く・振るなど衝撃を与える
SDカードやmicroSDカードなどのデバイスはとても繊細な精密製品の1つです。SDカードが認識しない・映像が再生されないなどの症状が出た際には曲げる・叩く・振ったりする等、振動や衝撃を与えない様に注意しましょう。壊れかけていたものが完全に故障してしまうことも多く起こりえるものです。また、汚れやほこりを除去しようと金属部分に風や息をふきかける・ドライヤーで風を送って掃除をする事なども避けましょう。機器の状態が重症化してしまいます。
6.復元ソフトを使う
ドライブレコーダーのデータはSDカードやmicroSDカードに保存されることが大半ですが、SDカードが認識しない・映像が再生されない、途中で止まる・間違ってデータを削除した、上書きしたなどのトラブルが発生した際には復元ソフトを使って自分で復旧を試みたいと考えるかもしれません。しかしながら、早く安く確実にSDカードからデータを復元したいと思った時には安易に復元ソフトをダウンロードしたり復元ソフトのスキャン機能を使ったりすることは避けた方が良いものです。
復元ソフトは無料版・有料版と多くの製品が流通していますが、データの復元ソフトで復旧が可能となるのは機器に軽度の論理障害が発生している場合に限られます。SDカードが認識しない・映像が再生されない、途中で止まる・間違ってデータを削除した、上書きしたような場合には中度以上の論理障害、もしくは物理障害が併発していることが大半です。個人で障害の種類(論理もしくは物理)、障害の程度(軽度・中度・重度)、損傷箇所を正しく把握することは困難であり、復元ソフトの機能、スキャンを試すだけでも取り返しのつかないくらいデータを上書きしてしまうことも多く起こりえます。特にドライブレコーダーのデータは映像、動画ファイルであるため、復元ソフトの機能を使うとファイルシステムが破損し、拡張子が変わってしまう・動画が再生できない状態で上書きされて復元されるなど、希望しない結果に直結することが大半であることも注意点として挙げられます。
復元ソフトのスキャン機能はデータ領域すべてに対してソフトが干渉することから、データの上書きが進む他、状態を重篤化させてしまうことが多く起こりえるものです。
ドライブレコーダーの映像、事故時のデータが重要・無くなったり取り出しができなくなったりしたら困ると少しでも頭によぎった場合には復元ソフトは使わないようにしましょう。万が一、途中まで操作を進めてしまった場合でもその場でプロのデータ復旧業者に連絡した方が良いものです。
7.初期化、フォーマットする
ドライブレコーダーに挿入しているSDカードやmicroSDカードが認識しなくなった際に機器内のデータは不要、SDカード自体が動作可能な状態に戻れば良い方は初期化・フォーマットする方法も選択肢の1つになりえます。しかしながら、初期化やフォーマット作業を進めるとSDカードなどのデバイスに保存されているデータは全て消去されてしまうため注意が必要となります。初期化やフォーマットは機器を工場出荷時の状態に戻す作業となる他、初期化やフォーマットを行ったとしてもSDカードが動作可能な状態に戻る保証は無く、行わない様にした方が良いものです。万が一、間違ってSDカードを初期化、フォーマットしてしまったような場合には個人では対応ができない・復元は難しい状態に陥っているため、早めにプロのデータ復旧業者に相談することを検討しましょう。
↓SDカードを間違ってフォーマットしてしまってお困りの方はこちら
8.修理に出す
ドライブレコーダーで映像が再生されない・データが入っているSDカードが認識しない・などの症状が出た際に機器内のデータが不要な方はメーカーや購入店、修理の専門業者にドライブレコーダー本体やSDカードを修理に出す方法も選択肢に挙がってきます。しかしながら、ドライブレコーダーおよびSDカードを修理に出した場合にはデータは全て消去される、もしくはデータが入っていたメディアは交換された上での修理対応となるため注意が必要となります。ドライブレコーダーで撮影した映像、動画データを早く安く確実に復元したいと考えた場合にはデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。
9.データを削除した後に上書きする
ドライブレコーダーおよびSDカード内からデータが消えた・削除した後に復元を希望する場合には機器の使用を止めることが重要となります。ドライブレコーダーの使用を続ける・SDカードを挿したままにすると新たなデータが上書きされ、元のデータが復元不可能になる事もありえます。
ドライブレコーダーの主要メーカー
ドライブレコーダーは多くのメーカーからさまざまなモデルが販売されており、機能や価格帯に応じて選択することが可能です。それぞれのメーカーには特徴があり、ドライブレコーダーを選ぶ際には目的や使用環境に合わせて適したモデルを選ぶことが重要となります。
1.コムテック(COMTEC)
コムテックは日本国内の大手ドライブレコーダーメーカーの1つで、品質の高さと信頼性で評価されています。広範な価格帯と機能性を持つモデルを製造しています。
・コムテック製ドライブレコーダーの特徴
駐車監視機能が充実:駐車中の当て逃げや車上荒らし対策に強い機能を搭載しています。
前後カメラモデル:前方と後方両方の映像を記録できるモデルが多く、死角をカバーします。
2.ユピテル(YUPITERU)
ユピテルも国内市場で高いシェアを持つメーカーで手頃な価格から高機能なモデルまで幅広いラインナップを展開しています。
・ユピテル製ドライブレコーダーの特徴
初心者向けモデル:シンプルな操作性とわかりやすい機能が揃っているため、初心者にも使いやすいものです。
レーダー探知機との連携:レーダー探知機とドライブレコーダーの一体型モデルも製造しています。
3.ケンウッド(KENWOOD)
ケンウッドは映像・音響技術に定評があるメーカーで、ドライブレコーダーでも高画質な映像での撮影、保存が可能です。特に夜間撮影に強いモデルが評価されています。
・ケンウッド製ドライブレコーダーの特徴
高画質映像:フルHDや4K録画対応モデルが多く、夜間でも鮮明な映像を記録できます。
安全運転支援機能:車線逸脱警告など、運転支援機能が充実しているモデルもあります。
4.パイオニア(Pioneer)
パイオニアも音響・映像分野で長年の実績があり、ドライブレコーダー市場でも注目されています。特にデザイン性や使い勝手が評価されています。
・パイオニア製ドライブレコーダーの特徴
スマートデザイン:コンパクトで視界を邪魔しないデザインが特徴。
スマホ連携:専用アプリでスマートフォンと連携し、映像をすぐに確認できる機能が搭載されています。
5.ZDR(日本市場向け海外ブランド)
ZDRシリーズは多くの日本製ドライブレコーダーに匹敵する品質を持つ海外ブランドで、主に高機能ながらも価格が抑えられた製品が人気です。
コストパフォーマンスが高い:機能性に対して比較的安価なモデルが多く、初めての購入者にも選ばれています。
前後カメラ搭載モデル:リーズナブルな価格で前後同時録画が可能なモデルが特徴です。
ドライブレコーダーの種類
ドライブレコーダーにはさまざまな種類があり、車両や使用目的に応じて選択が可能です。以下でドライブレコーダーの主要な種類を紹介します。
1.一体型ドライブレコーダー
一体型ドライブレコーダーは前方を録画するカメラと記録装置が一体化しているモデルです。取り付けが簡単で初心者向けでもあります。
特徴:シンプルで使いやすく、価格も手頃です。
デメリット:前方しか記録できないため、後方の状況はカバーできません。
2.前後カメラ付きドライブレコーダー
前後カメラ付きドライブレコーダーは前方だけでなく、後方の映像も同時に記録できるタイプです。あおり運転や追突事故の証拠を確実に残せるため、最近ではこのタイプが主流になりつつあります。
特徴:前後を同時に録画し、死角を少なくします。
デメリット:設置がやや複雑で、価格が高めです。
3 360度カメラ搭載ドライブレコーダー
360度全方位の映像を記録できるドライブレコーダーは車両の周囲をすべて記録するため、死角がほぼありません。
特徴:全方向の映像をカバーし、より多くの証拠を記録可能です。
デメリット:通常のモデルより価格が高く、映像処理が複雑になる場合があります。
4.ミラー型ドライブレコーダー
ミラー型ドライブレコーダーはバックミラーとドライブレコーダーが一体化したモデルで、ミラー部分がディスプレイとして機能します。運転中もリアカメラの映像を確認でき、後方視界を広げられます。
特徴:すっきりとしたデザインで、車内の美観を保ちます。
デメリット:バックミラーの形状や大きさに依存するため、取り付けできない車種もあります。
5.駐車監視専用ドライブレコーダー
駐車監視専用ドライブレコーダーは駐車中に特化したドライブレコーダーで、長時間録画や車両の異常を検知すると自動で録画を開始するモデルです。防犯対策に向いています。
特徴:当て逃げや車上荒らしの防犯対策に強力です。
デメリット:バッテリー消費が激しいため、長時間録画には追加の電源が必要な場合があります。
まとめ・万が一困った時には
ドライブレコーダーからデータが消えた・誤削除した・SDカードが認識しない、動画ファイルが再生されない等のトラブルはある日、突然訪れることが多く、特に事故や問題が発生した際には焦ってしまうことが少なくありません。事故が発生した際のドライブレコーダー内の映像データはあなたの安全を守るだけでなく、正しい責任を明確にするためにも重要となります。ドライブレコーダー内の映像データが大事・無くなったり復元ができなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合にはまずは手を止めることから始めましょう。SDカードの抜き差し、SDカードを挿入したままでドライブレコーダーやパソコンの電源の入り切りや再起動を繰り返すだけでもデータの上書きが進み、取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。ドライブレコーダーで撮影していた映像、動画データを早く安く確実に復元したいと少しでも考えた場合には余計な操作を進めて後悔する前にプロの復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。アドバンスデータ復旧は独自技術やAI技術を持っており高度な技術力で復元・修復作業を行うからこそ短時間での対応・費用を抑えたデータ復旧を実現しています。万が一、困った時には無料の相談から始めてはいかがでしょうか。