「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーの原因と修復方法|簡単ステップで対処!

「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーの原因と修復方法|簡単ステップで対処! 「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーの原因と修復方法|簡単ステップで対処!

「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーは、Windowsを起動しようとした際に突然表示されることがあるエラーの1つです。このエラーメッセージが表示されると、パソコンは起動ができなくなり、重要なデータにアクセスできない状態に陥るため、不安を感じてしまうものです。
「Reboot and Select Proper Boot Device」は、パソコンの起動時に必要なディスク(HDDやSSD)が認識されていない場合に出ることが大半です。BIOSやUEFI設定で起動ディスクの設定が不適切な場合やハードディスクやSSDに物理的な故障がある時に表示される・ブートファイルやパーティション設定の誤りが原因でエラーが発生することもありえます。
本記事では、Windowsのパソコンに表示される「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーの原因や修復方法、作業を進める上での注意点についても詳しく解説していきます。

目次

Reboot and Select Proper Boot Deviceエラーとは


「Reboot and Select Proper Boot Device」は、Windowsを起動しようとした場合に表示されるエラーメッセージの1つです。このエラーは主にパソコンの起動ディスク(通常はHDDやSSD)が認識されないことが原因で発生するものです。簡単に言えば、コンピュータがOSをインストールされているディスクを見つけられず、どのデバイスから起動すべきかを判断できない状態になっている状況となります。

  1. エラーメッセージの意味
  2. エラーが発生した場合の影響範囲
  3. エラーが出る場面

1.エラーメッセージの意味

「Reboot and Select Proper Boot Device or insert boot media in selected boot device and press a key」
このエラーメッセージを訳すと「再起動して正しい起動デバイスを選択してください。または、選択した起動デバイスに起動メディアを挿入してキーを押してください」になります。つまり、パソコンがOSを読み込めるドライブを認識していないため、手動で設定を行う必要があるという状態を示しているものです。
このエラーは、様々な原因が絡んで発生します。一般的には、BIOSやUEFI設定が正しくない、ハードウェアの接続不良、またはディスク自体の故障が主な原因として挙げられます。OSがインストールされているハードディスクやSSDがパソコンに正しく認識されていない場合にはWindowsの起動ができなくなってしまいます。

2.エラーが発生した場合の影響範囲

「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーが発生すると、パソコンは起動できなくなり、Windowsにアクセスできない他、機器の使用が止まってしまいます。「Reboot and Select Proper Boot Device」が表示された際にはパソコン内のデータにアクセスできなくなるだけでなく、業務やプライベートで使っているファイルやフォルダを失うリスクも含んでいるものです。特にエラーが出たパソコンに大切なドキュメントや写真、ビジネスのファイルなど、重要なデータを保存している場合には慎重な対応が求められます。

・具体的な影響

例えば、このエラーが生じた際には次のような影響が考えられるものです。

Windowsが起動しない: パソコンを再起動してもOSが起動しないため、ログイン画面やデスクトップにアクセスができなくなります。
データへのアクセス不可: Windowsが起動しないため、パソコンに保存されているデータ(ファイルやフォルダ、アプリケーションなど)に一切アクセスができません。
業務の停止: 業務データが保存されているパソコンにエラーが出た時には、エラー内容が修復されるまで業務が止まってしまうこともありえます。

このような事態を回避するためには、早急にエラーの原因を突き止め、適切な修復・復旧作業を行う必要が出てきます。自力で修復を試みることも可能ですが、原因によってはデータ復旧業者に相談した方が良い状況であることも多いものです。起動しなくなったパソコン内のデータの重要性を考慮し、慎重に対応することが大切です。

問い合わせ

3.エラーが出る場面

「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーが生じる状況としては、以下のようなケースが一般的です。

パソコンの電源を入れた直後
Windowsのアップデート後やインストール時
パソコンの起動時に外部デバイスが接続されている場面

↓パソコンが起動しない状況でお困りの方はこちらの記事もご確認ください。

Reboot and Select Proper Boot Deviceエラーが生じる原因


「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーが生じる原因は、様々な要素が絡み合っていることが大半です。以下では、「Reboot and Select Proper Boot Device」が表示される主な原因を整理していきます。

  1. ケーブルの接続不良や破損
  2. HDDやSSDの故障
  3. BIOS設定の不具合
  4. アクティブパーティションの設定ミス
  5. ブートファイルの破損
  6. 外部デバイスの干渉

1.ケーブルの接続不良や破損

SATAケーブルや電源ケーブルの接続不良や破損が原因で、パソコンが起動ディスク(HDDやSSD)を認識できなくなり、「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーが発生することがあります。起動ディスクとマザーボード、電源間の接続部分が緩んでいる・ケーブル自体が物理的に損傷しているような場合にはディスクが認識されず、問題を引き起こすことも多いものです。

・劣化や破損による不具合

特に長期間使用されているケーブルや接続端子が劣化している時には、接続が不安定になり、ディスクが認識されなくなる傾向にあります。

2.HDDやSSDの故障


ハードディスク(HDD)やSSDの物理的な故障も「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーが生じる原因として挙げられます。経年劣化や不良セクタの増殖、内部部品の機械的な故障などが影響するとディスクが正しく読み込まれず、症状発生に繋がることがあります。

・不良セクタの増殖や経年劣化

特にHDDは不良セクタの増殖や内部部品(ヘッド)の経年劣化による故障が原因となり、トラブルを引き起こすことが多く、SSDもフラッシュメモリの寿命により故障が発生することが多いものです。

3.BIOS設定の不具合

BIOS設定の不具合もエラーが生じる原因になりえます。BIOSに設定されている起動順序が間違っていると、パソコンは正しい起動デバイス(OSがインストールされたディスク)を選択できません。その結果、「Reboot and Select Proper Boot Device」などのエラーメッセージを表示させる事態に繋がることがあります。

・起動順序の設定ミス

本来、パソコンを使用する上でBIOSは正しく設定されており、BIOS設定に入る、BIOS設定を変更する必要が出ることは少ないものです。意図的にBIOS設定を変更した場合の他、OSのアップデートなどによって設定に問題が起きたことが原因で起動順序が間違ってしまうとディスクが正しく読み込まれず、エラーメッセージが表示されることがあります。

↓BIOSが起動しない状況でお困りの方はこちらも参照ください。

4.アクティブパーティションの設定ミス

OSをインストールしたパーティションが「アクティブ」に設定されていないことが原因でパソコンがそのディスクを起動ディスクとして認識できなくなってしまうこともありえます。

・アクティブパーティションの誤設定

間違ったパーティションをアクティブに設定していた場合には、パソコンはそのディスクを読み込むことができなくなります。その結果、「Reboot and Select Proper Boot Device」などのエラーメッセージが表示される事態に陥ることも起こりえるものです。

5.ブートファイルの破損

マスターブートレコード(MBR)やブートセクターが破損していると、パソコンはOSを起動できません。すなわち、ブートファイルの破損が原因となり、「Reboot and Select Proper Boot Device」などのエラーを引き起こすことがあるものです。

・MBRやブートセクターの損傷

ブートファイルが破損するとパソコンはOSの起動に必要な情報を読み込めなくなるため、エラーの発生に繋がってしまいます。

6.外部デバイスの干渉

パソコンが起動する際に不要な外部デバイス(外付けHDD、ポータブルSSD、USBメモリ、SDカード、DVDドライブなど)が接続されていると、それらが優先的に起動されることがあります。その結果、内蔵ディスクの動作が無視され、「Reboot and Select Proper Boot Device」などのエラーメッセージが表示されることも多く起こりえるものです。

・外部デバイスの影響

パソコンの起動時に外部デバイスが接続されていると、PCはそれを最初に起動させるプロセスに入り、OS
が入っている内蔵ディスクが認識されなくなる・パソコンが正しく起動できなくなることもありえます。

Reboot and Select Proper Boot Deviceエラーが出た時に生じる症状は


「Reboot and Select Proper Boot Device」が表示されると、パソコンは正常に起動できない状態となります。このエラーメッセージはパソコンの電源を入れた後、BIOS(またはUEFI)が立ち上がった直後に表示されることが多いものです。パソコンの画面には「Reboot and Select Proper Boot Device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key」といった英語のメッセージが表示されますが、ここではエラーが表示された場合に発生する主な症状を整理して紹介していきます。

  1. オペレーティングシステムが起動しない
  2. BIOSやUEFI設定画面までは進むが、その後でエラーメッセージが出る
  3. 再起動を繰り返す(起動ループ)
  4. セーフモードでの起動もできない
  5. 自動修復や回復オプションにアクセスできない
  6. 起動処理が途中で止まり、操作を受け付けなくなる
  7. BIOSでHDDやSSDが認識されない

1.オペレーティングシステムが起動しない

「Reboot and Select Proper Boot Device」が出た際には内蔵HDDやSSDに保存されたWindowsやLinuxなどのオペレーティングシステム(OS)が読み込まれず、ログイン画面やデスクトップ画面に進めなくなります。OSにアクセスができなくなるため、通常の操作ができない状態に陥ってしまいます。

2.BIOSやUEFI設定画面までは進むが、その後でエラーメッセージが出る

パソコンの電源を入れると最初のロゴ(メーカー名など)は表示され、BIOSやUEFIの画面には入れるものの、その後の起動処理で「Reboot and Select Proper Boot Device」とエラーメッセージが出て動作が停止することもありえます。

3.再起動を繰り返す(起動ループ)

「Reboot and Select Proper Boot Device」が表示された後、自動的に再起動がかかり、再び同じエラーメッセージが表示される…というループに陥ることも起こりえます。これは起動デバイスであるHDDやSSDが認識されていない、もしくはブート設定に問題がある事が推測される状況となります。

↓パソコンが再起動を繰り返す状況でお困りの方はこちらの対処方法もお試しください。

4.セーフモードでの起動もできない

「Reboot and Select Proper Boot Device」が出た際にはパソコンがセーフモードでも起動できない状態になることもよく発生する症状例として挙げられます。F8キーなどを使い、通常の起動がうまくいかなかったパソコンに対して、セーフモードでの起動を試しても、そもそもOSへのアクセスができないため、実行されない状態に陥ってしまうものです。

5.自動修復や回復オプションにアクセスできない

パソコンが起動できなくなった場合に通常は「自動修復を試行しています」などの画面が表示されることがありますが、「Reboot and Select Proper Boot Device」が表示された際には、修復処理そのものが開始されない、または、開始されても途中で止まることが大半です。

6.起動処理が途中で止まり、操作を受け付けなくなる

「Reboot and Select Proper Boot Device」が表示された状態で画面がフリーズしてしまい、キーボード操作や再起動すらできなくなることも起こりえます。この状態はハードウェアの物理的故障や深刻なストレージ障害の発生が疑われる状況となります。

↓ノートパソコンのキーボードが反応しない時にはこちらの記事もご確認下さい。

7.BIOSでHDDやSSDが認識されない

「Reboot and Select Proper Boot Device」が出た時にはBIOSの設定画面で起動デバイスの一覧を確認した場合に内蔵HDDやSSDが表示されない状態に陥ることもありえます。これは、ストレージが物理的に故障しているか、接続不良などにより認識されていない事を示していることが大半です。OSがインストールされたドディスクが見えていない状態になるため、当然ながらパソコンは正常に起動できなくなってしまいます。

※これらの症状は、1つだけでなく複数が同時に発生することもありえます。症状が発生する原因はパソコンの起動順序やBIOS設定といった一時的な問題から、内蔵ストレージの故障といった重大な障害発生まで、原因の幅が広いため、安易に判断せず慎重な対応が求められるものです。

Reboot and Select Proper Boot Deviceエラーの修復方法


「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーの修復方法を紹介していきます。しかしながら、エラーメッセージが表示され、パソコンが正常に起動しなくなった時にはデータも保存されているHDDやSSDが物理的に故障していることも多いものです。自己判断で修復方法を進めるとデータが消失する事態に陥ることもあるため、失敗したくない・早く安く確実に問題を解決したい場合にはプロのデータ復旧業者に相談することを検討しましょう。

  1. BIOS設定を確認する
  2. 外部機器を取り外す
  3. ケーブルの接続状態を確認する
  4. アクティブパーティションを確認する
  5. MBRの修復を試みる
  6. ディスクの状態を確認する
  7. 復旧業者に相談する

1.BIOS設定を確認する

BIOS設定が誤っている場合には、パソコンは起動ディスクを認識できなくなります。特に、起動順序が正しく設定されていない場合には、パソコンが起動ディスクである内蔵HDDやSSDを優先的に読み込まず、外部デバイスを優先して起動しようとすることもありえます。そんな時にはBIOS設定を確認、修正する方法が自分で試せる対処方法として挙げられるものです。

・具体的な対処方法

  1. パソコンの電源を入れる
  2. 起動中の画面にメーカーロゴが表示される間に[Del]、[F2]、[Esc]、[F10]などのキーを押してBIOS設定画面に入る
  3. 「Boot」や「Startup」タブを選択し、「Boot Order(起動順序)」を確認する
  4. OSがインストールされているディスク(HDDやSSD)を最優先の起動デバイスに設定する
  5. 設定を保存してBIOSを終了する
  6. パソコンを再起動する

※BIOSがUEFIモードで起動している時には設定を確認し、レガシーBIOSモードとの違いにも注意を払う必要が出てきます。

2.外部機器を取り外す

パソコンが起動する際に外部デバイス(外付けHDD、ポータブルSSD、USBメモリ、SDカード、DVDドライブなど)が接続されていると、それらのデバイスが最初に起動され、内蔵ディスクの動作が無視される場合があります。この対処方法は簡単・すぐに試せる対処方法でもあるため、具体的な手順を確認してみましょう。

・具体的な手順

  1. 不要な外部デバイスをすべて取り外し、パソコンを再起動する
  2. 内蔵ディスクから正しくパソコンが起動できるか確認する

3.ケーブルの接続状態を確認する

パソコン内でディスク(HDDやSSD)とPCを繋ぐケーブルに接続不良や物理的な損傷が発生していることが原因で起動ディスクが認識されないことがあります。その結果、「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーが引き起こされることがあるため、ケーブルの接続状態を確認する方法も自分で試せる対処方法として挙げられます。しかしながら、この方法はパソコンを開封する必要があり、ユーザー自身で機器を開封・分解するとメーカー保証の対象外になる他、機器に致命傷を与える・データが消失する事態に直結することもありえるため慎重な対応が求められるものです。

・具体的な対処方法

  1. パソコンの電源を切り、ケースを開ける
  2. HDDやSSDとマザーボードを繋ぐSATAケーブルや電源ケーブルの接続がしっかりとされているか確認する
  3. ケーブルが緩んでいる場合は、しっかりと差し直して必要であればケーブルを交換する
  4. パソコンを元通りに組み立てる
  5. 正常にパソコンが起動できるか確認する

※ケーブルが古くなっている・断線しているような場合には、交換することで問題が解消することもありえます。ただし、「Reboot and Select Proper Boot Device」が出るような状況では、ケーブルの損傷よりもHDDやSSDなどデータも保存されているディスクが故障していることがほとんどで、ケーブルの交換を行っても問題が解決できないばかりか、余計な出費に繋がることも多いため慎重な対応が求められます。
※そもそも、パソコンはユーザーが開封・分解することを前提には作られていません。そのため、パソコンのケースを開けて作業を進めると静電気や塵、ホコリの影響、誤操作が原因となり、機器に致命傷を与える他、取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえます。パソコンを自分でカスタマイズ、改造した後にエラーメッセージが表示された場合を除いてパソコン内の部品を触る事は避けた方が良いものです。特にパソコン内のデータを失いたくない方は余計な作業を進めて後悔する前にプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。

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4.アクティブパーティションを確認する

OSがインストールされたパーティションがアクティブとして設定されていない場合には、パソコンはそのパーティションを起動ディスクとして認識しなくなり、「Reboot and Select Proper Boot Device」などのエラーを引き起こすことがあります。そんな時にはアクティブパーティションを確認・変更する方法が選択肢に挙がってくるものです。

・具体的な対処方法

  1. スタートメニューに「cmd」を入力→Enterキーを押してコマンドプロンプトを開く
  2. 「list disk」を入力
  3. 「select disk X」を入力
  4. 「list partition」を入力
  5. 「select partition 1」を入力
  6. 「active」を入力
  7. Enterキーを押す
  8. 「exit」を入力→diskpartコマンドプロンプトを閉じる
  9. パソコンを再起動する

※項目3のXはパーティションが保存されているディスクになります。
※項目5では、1をパーティション番号に置き換えましょう。

パソコンを正常に起動させるためにはアクティブなパーティション設定が必要となります。誤ったパーティションがアクティブに設定されていると、パソコンはそのパーティションから起動できなくなってしまいます。しかしながら、パソコンを使う上でアクティブパーティションを確認・変更する機会はほとんどないものです。安易にアクティブパーティションを変更するとOSが起動できなくなるため、少しでも悩んだ時には手を止めることを優先しましょう。

5.MBRの修復を試みる

マスターブートレコード(MBR)やブートファイルが破損している場合にもOSを読み込むためのブート情報が失われるため、パソコンは起動ができなくなってしまいます。その結果、「Reboot and Select Proper Boot Device」などのエラーが生じることも少なからずありえます。そんな時にはMBRを修復する方法を試すことでパソコンが正常に起動できるようになることが期待できるものです。

・具体的な対処方法

  1. パソコンにWindowsインストールメディアを挿入する
  2. パソコンを再起動する
  3. 「修復オプション」を選択→コマンドプロンプトを開く
  4. 以下のコマンドを順に入力して、MBRを修復する
    bootrec /fixmbr 
    bootrec /fixboot
    bootrec /scanOs
    bootrec /rebuildbcd
  5. コマンドが完了したら、パソコンを再起動する

6.ディスクの状態を確認する

起動ディスクであるHDDやSSDに物理的な故障や不良セクタの増殖が出ている場合にも、「Reboot and Select Proper Boot Device」などのエラーが発生する原因になりえます。そんな時にはディスクの健康状態を確認し、問題が見つかった場合には早期に対処することが重要です。

・具体的な対処方法

  1. ディスク診断ツールを使用してディスクの健康状態をチェックする
  2. 異常が発見された場合には、ディスクの交換を行う

※ディスクの診断を実施するにはWindowsに搭載されている「CHKDSK」やフリーソフトを使う必要があります。
※「Reboot and Select Proper Boot Device」などのエラーメッセージが表示されてパソコンが正常に起動できなくなった場合にはディスクがすでに故障しているか、壊れかかっていることがほとんどです。そんな時にディスクの健康状態を確認しようとCHKDSKやフリーソフトのスキャンをかけると機器に致命傷を与える他、取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。起動しなくなったパソコン内に失いたくないデータが1つでも入っている場合にはユーザー自身でディスクの状態を確認することは止めてプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。相談してから作業を進めても遅くはないものです。

7.復旧業者に相談する

「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーが表示され、パソコンが正常に起動しなくなった場合にはデータが消失する事態に陥ることも多く起こりえるため、慎重な対応が求められます。「Reboot and Select Proper Boot Device」が出て、パソコンが起動しなくなった際にPCに保存しているデータが大事・無くなったり取り出しができなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することが問題解決への近道となります。
「Reboot and Select Proper Boot Device」などのエラーメッセージが表示され、正常に起動しなくなったパソコン内のデータが不要・消えても良い方はメーカーや修理の専門会社にPCを修理に出す方法も選択肢に挙がってきます。しかしながら、メーカーや修理の専門会社にパソコンを修理に出した場合にはデータが保存されているディスクは初期化される、もしくは新しいディスクに交換された上での修理対応になるため、パソコン本体は動作可能な状態に戻る・エラーは解消される事が期待できますが、データの取り出しおよび復旧作業は行われないため、エラーが出たパソコン内の全てのデータは消去された上で返却されてくることになります。
「Reboot and Select Proper Boot Device」などのエラーメッセージが表示され、パソコンが起動しなくなった場合にデータを失いたくない方はデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。

・データ復旧業者の選び方

「Reboot and Select Proper Boot Device」が出てパソコンが正常に起動しなくなった際に早く安く確実にデータを取り出したいと考えた場合には復旧業者選びが重要となります。どこのデータ復旧業者を選べば良いのか悩んだ時には下記の様な項目をチェックしましょう。困らずに済みます。

  1. 高度な技術力を持っている(独自技術やAI技術の有無)
  2. 復旧作業のスピードや対応が早い
  3. 復旧料金プランや復旧費用例が公式サイトに明記されている
  4. クリーンルームなど専用環境下や専用ラボで復旧・修復対応を行っている
  5. 情報の守秘義務やセキュリティ管理が徹底されている
  6. データ復旧の実績や事例紹介が豊富である

データ復旧業者は数多く存在していますが、技術力やサービス内容には大きな差もあるものです。どこの復旧業者に相談しても同じように早い対応と費用を抑えたデータ復旧ができるわけではないため注意が必要です。
アドバンスデータ復旧は1から6の項目、全てを満たしているおすすめのデータ復旧業者です。独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力で復旧・修復作業を行うことから、迅速な対応と低価格でのデータ復旧サービスを実現しています。パソコンやハードディスク、SSD、NASやRAIDサーバー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、磁気テープ、ドライブレコーダー、光学メディアなど様々な機種に対してデータ復旧の実績も数多くあり、安心です。

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Reboot and Select Proper Boot Deviceが出た時にやってはいけないこと

「Reboot and Select Proper Boot Device」が出た場合には問題を解決しようと慌てて操作や作業を進めてしまうかもしれません。しかしながら、以下のような対応を行うとエラーが修復できないばかりか、データが消失する危険性が高まるものです。エラーメッセージが表示され、パソコンが正常に起動しなくなった時には慎重に行動することが大切です。

  1. 何度も再起動を試みる
  2. ディスクを無理に取り外す・接続し直す
  3. 復旧ソフトを使う
  4. パーティション修復を無理に試みる
  5. 設定変更を安易に進める
  6. 初期化する
  7. OSの再インストールを行う

1.何度も再起動を試みる


パソコンに不具合が生じた際に再起動を行うことは、一見、問題を解決できる方法のように思えますが、実際にはディスクに多大な負荷をかけることの方が多いものです。特に、HDDやSSDに物理的故障が発生している場面では再起動を繰り返すことで、記録されているデータが意図しない形で上書きされる・故障具合が悪化する・損傷箇所が増えるなど取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえます。パソコンの再起動を行うたびにエラーメッセージが表示される状況では、起動に必要なファイルも完全に失われる危険性も高まります。「Reboot and Select Proper Boot Device」等のエラーメッセージが表示された際にパソコン内のデータが大事・無くなったり取り出しができなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合には手を止めることを優先しましょう。
※電源の入り切りも再起動の操作と同様にパソコンおよび内部ディスクに多大な負荷がかかります。

↓パソコン内のデータを取り出したい・復旧したいと思った時にはこちらも参照ください。

2.ディスクを無理に取り外す・接続し直す

「Reboot and Select Proper Boot Device」等のエラーメッセージが表示された場合には、ディスクの接続不良や物理的な問題が原因かもしれないと思い、無理にディスクを取り外す・再接続しようとすることは非常に危険な行為として挙げられます。特に、ディスクが少しでも損傷、壊れかけているような状況で安易にディスクを取り外し、接続し直すとパソコンに保存していたデータが完全に失われる事も起こりえるものです。
※そもそも、パソコンはユーザー自身で開封・分解することを前提には作られておらず、パソコンのケースを開けて作業を進めることでメーカー保証の対象外になりえる他、状態が重篤化して取り返しのつかない状況に陥ってしまうこともありえます。「Reboot and Select Proper Boot Device」等のエラーが出た際にデータを失いたくない方はディスクの取り外しや接続のし直しは無理に進めないようにしましょう。

↓パソコンが壊れたかも?と思った時にはこちらの記事もご確認ください。

3.復旧ソフトを使う

パソコンに「Reboot and Select Proper Boot Device」が表示され、正常に起動しない時にはブートデバイス(HDDやSSD)が物理的に故障していることが大半で慎重な対応が求められます。まず、復旧ソフトやエラーの修復ソフトは機器に軽度の論理障害のみが発生している時にしか使えないものです。そのため、Windowsのパソコンが起動せず、「Reboot and Select Proper Boot Device」等のエラーが出ている際に無理にソフトの機能を使おうとしても使えないことがほとんどである他、無理に復旧ソフトやエラーの修復ソフトを使おうとすることで故障具合が悪化する・部品の損傷箇所が増える・データが意図しない形で上書きされるなど、取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。
「Reboot and Select Proper Boot Device」が表示され、パソコンが正常に起動しない等のトラブルが発生した場合に機器内に保存しているデータを失いたくない方は復旧ソフトやエラーの修正ソフトのダウンロードやインストールなども行わない様にしましょう。少しでも不安に感じたり、失敗したくないと考えたりした際には途中まで作業を進めていたとしてもその場で手を止めてプロのデータ復旧業者に相談した方が希望する結果に繋がるものです。

4.パーティション修復を無理に試みる

MBRやGPTの修復を行いたい時に、パーティションを無理に修正しようとすることは非常に危険です。特に手動でアクティブパーティションの設定やMBRの修復を試みる場合には少しでも対処を間違うとデータを完全に失う原因にもなりえます。パーティションの修復作業は慎重に行う必要のあるものですが、少しでも不安を感じたり、悩んだりした際には修復作業を進めることは止めておきましょう。困った時にはデータ復旧の専門家にアドバイスを聞いてから作業を進めるか検討した方が良いものです。

5.設定変更を安易に進める

「Reboot and Select Proper Boot Device」が出てパソコンが起動しなくなった際に設定変更を安易に行うと、問題箇所や原因の特定が困難な状況に陥るだけでなく、新たなトラブル発生に繋がることもありえます。「Reboot and Select Proper Boot Device」が表示された際に原因が特定できず、データを失いたくない方は自信の無い状態で設定の変更操作や修復作業を進める事は止めておきましょう。

6.初期化する

「Reboot and Select Proper Boot Device」などのエラーが出てパソコンが正常に起動しなくなった時に機器内のデータは不要・修理だけ希望している方はパソコンを初期化する方法も選択肢に挙がってきます。しかしながら、パソコンを初期化した場合には機器は工場出荷時の状態に戻るため、保存していたファイルやフォルダ、設定内容・インストールしたソフトウェア、アプリ等は全て消えてしまいます。また、パソコンを初期化したとしても問題は解決できない・正常に起動できるように戻る保証は無い・簡単にPCを修理できないことの方が多いことも注意点として挙げられるものです。

7.OSの再インストールを行う

エラーが修復できない場合には、OSの再インストールを考えてしまうかもしれません。しかしながら、OSの再インストールを行うとディスク上のデータが全て消去されるため、「Reboot and Select Proper Boot Device」などのエラーが表示された際にデータを失いたくない方はOSの再インストールを行う方法は選択肢から外した方が良いものです。起動しなくなったパソコン内のデータが不要な方は下記のような手順でOSの再インストールを行う流れになります。

・具体的な手順

  1. Windowsのインストールメディアを用意して、パソコンを再起動する
  2. インストール画面が表示されたら、指示に従ってOSを再インストールする
  3. OSが再インストールされた後、エラーが解消されたか確認する

※OSの再インストールは最終手段です。重要なデータがパソコンに入っている・消えると困るファイルやフォルダが保存されている場合には無理に操作を進めない様に注意しましょう。

↓Windows11が起動しなくなった時にはこちらの記事も参照ください。

↓Windows10が起動しない状況でお困りの方はこちら

Reboot and Select Proper Boot Deviceと同様の意味を持つエラーメッセージ

「Reboot and Select Proper Boot Device」と同様の意味を持つエラーメッセージは複数、存在しています。これらのエラーメッセージも同様に起動デバイスが認識されないか、OSが読み込まれていないことを示していることが大半です。

Boot Device Not Found
Disk Boot Failure
No boot device is available
No bootable devices found
No Boot Device Found
No Bootable Device – Insert Boot Disk and Press Any Key
Insert system disk in drive. Press any key when ready
Operating System Not Found
Hard Disk Not Detected

まとめ・エラーの裏にあるリスクを正しく見極めることが重要

「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーは、ケーブルの接続不良やBIOS設定の不具合、内蔵ディスクの故障など、さまざまな原因で発生するものです。エラーが表示された際には見慣れない英語のエラーメッセージに戸惑うかもしれませんが、データが失われる危険性が高まっているサインであることも多く、慎重な対応が求められます。
パソコンが正常に起動しなくなった場合には電源の入り切りや再起動など簡単にできることをすぐに行ってしまうかもしれませんが、状態を重篤化させる他、取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。
「Reboot and Select Proper Boot Device」が表示されたパソコンから早く安く確実にデータを取り出したいと少しでも考えた場合には、プロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。アドバンスデータ復旧は独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力で復旧・修復作業を行うことから迅速な対応と低価格でのデータ復旧サービスを実現しています。パソコンやハードディスク、SSD、NASやRAIDサーバー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、磁気テープ、ドライブレコーダー、光学メディアなど様々な機種に対してデータ復旧の実績も数多くあり、安心です。

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