既にデータ復旧会社に相談している方も、過去にデータ復旧会社に依頼したことがあり「これを機に価格の節約できるデータ復旧会社に依頼しよう」と考えることがあると思います。データが失われた時やアクセスができなくなった時は、データ復旧の料金を節約する事と技術やサービスのバランスを含め、データ復旧会社を見直す機会です。ご自身の環境や会社の状況に適した高度なデータ復旧になるだけでなく、いままでより復旧の料金を節約できる可能性もあります。
では、新しいデータ復旧のプランを選ぶときには、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。この記事ではデータ復旧プラン選びのポイントと、タイプ別のおすすめプランをご紹介します。
データ復旧料金を節約するためのプラン選びのポイント
データ復旧プランを選ぶにあたってのポイントを、簡単にまとめました。
プランを選択可能な復旧会社と通常の復旧会社のどちらで依頼する?
データ復旧のサービスには主にふたつあります。プラン選択型と通常型です。
プラン選択型
(節約型、Ex.アドバンスデータ復旧等)
復旧が必要なファイルを指定して復旧範囲を調整したり、本当に必要なファイルに技術を投入することが出来るため、「節約型」と呼ぶこともあります
通常型
通常の復旧会社に申し込む方法です。
といった特徴があります。
復旧・復元内容と復旧料金のバランス
データ復旧|復元の範囲が広ければ当然ながら復旧料金は高くなります。自分にとって必要なファイルを考えたうえで、フォルダーの範囲を限定する、不要なファイルはつけないなど、復旧料金とフォルダーやファイル内容のバランスを考えてみてください。必要なファイルやフォルダーの内容と復旧料金のバランスは、主にどのようなファイルを必要とするのといった内容に左右されますので、プラン選択型のデータ復旧会社に見積もりをとって比較することが大切です。
データ復旧サービス対応の充実度・復旧技術力
データ復旧サービスにおいて技術力やサービスの対応はもっとも重視したいポイントではないでしょうか?
そもそもデータ復旧サービスは本当に必要なファイルを復旧するために必要なもの。復旧のサービスや技術力の要素は「受付体制」「AIなどの復旧技術」があります。
受付は電話、インターネットで24時間365日という復旧会社がほとんどですが、復旧技術の内容は各社異なります。特にAIなどの復旧技術があるかどうかチェックしておきましょう。
AIデータ復旧技術とは破損したデータでさえも復旧する技術です。担当者のきめ細かいコミュニケーションも復旧会社選びの重要な決め手となります。
機種別のプラン例
データ復旧会社に依頼するにあたり、重視したいポイント別に目安となるおすすめのプラン例をご紹介します。ご自身の条件に近い例を見て、データ復旧会社選びの参考にしてください。
アドバンスデータ復旧の場合
<外付けHDDの必要なファイルに限定することで復旧料金を抑えたプラン例>
高木様より
外付けHDDがパソコンから認識しなくなってしまいました。6TBほぼ目一杯使用していましたが、データを復旧するフォルダーを指定して約5TBに絞り、4万円の予算内で復旧できました。
<MAC の必要なファイルに限定することで復旧料金を抑えたプラン例>
今井様より
MacBookProに飲み物をこぼしてしまい起動しなくなってしまいました。必要なデータがデスクトップとドキュメントでしたのでそのデータを全てデータサルベージしていただいました。
<ネットワーク型HDD NAS(テラステーション)の復旧料金を抑えたプラン例>
岸和田様より
社内で使用しているテラステーションの共有フォルダーへアクセスができないと部署より連絡が入り、E04 ERRORで停止していました。
社内で復旧を試みましたが改善ができなかったため、過去に依頼したことがあるアドバンスデータ復旧に依頼しました。
共有フォルダーの約5TBデータを全てデータ復旧していただいました。
<Windows10 マイドキュメントやデスクトップの必要なファイルに限定することで復旧料金を抑えたプラン例
今井様より
タワー型パソコンが起動しなくなったため、メーカーのオンラインサポートに依頼したところHDDが故障と診断されました。必要なデータが文章ファイルとデスクトップとマイドキュメントでしたのでそのデータを全てデータサルベージしていただいました。
<iPadのデータ復旧と液晶を修理することで費用を抑えたプラン例>
吉田様より
iPadが起動しなくなってしまいました。データを復元する際に、割れてしまっていた液晶パネルも交換してもらいました。
<SDカード の必要な写真に限定することで復旧料金を抑えたプラン例>
今枝様より
スマートフォンで使用していたSDカードが認識しなくなってしまいました。写真のデータが全て復旧できました。