I-O DATA製のNAS、LANDISKを社内や家庭内で使用されている方は多いのではないでしょうか。LANDISKに接続ができない・NASにアクセスができない・LANDISK内のデータの読み込みができないなど、LANDISKが急に使えなくなった際には慌ててしまうかもしれません。LANDISKに何かしらのトラブルが発生した場合にNAS本体をよく見てみるとランプが赤く点滅・点灯している等、目視で異常の確認ができることが多く、ランプが赤色になった場合には慎重な対応が求められるものです。ここではLANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になった場合の原因や対処法とともに注意点も紹介していきます。
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になった時には
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になった場合にはLANDISKに重大なエラーが発生している・内部部品に故障が生じていることを示しており、データ消失の危険性が迫っている状況となります。
特にLANDISKのHDDエラーランプが赤点滅・赤点灯になった場合にはHDDが物理的に損傷している・RAID構成に問題が生じていることが大半で、データの復旧もしくは機器の修理を考える必要が出てきます。
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になった際に生じる主な症状例
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になった際には下記のような症状が発生することがあります。
- LANDISKに接続できない・アクセスができない
- LANDISKが起動しない
- 共有フォルダにアクセスができない
- PCの画面上にLANDISKのアイコンが表示されない
- 管理画面に入れない
- ファームウェアのアップデートができない
- RAID構成やデータの読み込みができない
- 内蔵HDDが認識しない・マウントされない
↓LANDISKに接続ができない・アクセスができない状況でお困りの方はこちら
LANDISKにトラブルが生じた時にはランプの色やブザー音の確認から始めましょう
LANDISKにトラブルが発生した場合にはLANDISK本体のランプの色・点灯・点滅の仕方やブザーの音を確認することから始めましょう。ランプの色やブザーの音によってLANDISKの状態やエラー情報を把握することが可能となります。
LANDISKが正常に動作しない際には内蔵HDDの状態がわかる「HDDエラーランプ」とLANDISK本体の電源の状態がわかる「STATUSランプ」の色・点灯・点滅具合を見る事が重要です。
・LANDISKのランプやブザーの音から判別可能な情報例
- LANDISKのHDDエラーランプが赤点滅・赤点灯になった場合は内蔵HDDやRAID構成に問題や障害が発生した事を示している。
- LANDISKのステータスランプが赤点滅・赤点灯になった場合も内蔵HDDに障害が発生したことを示している事が多い。
- ピーピーピーなどLANDISKからブザー音が鳴っている時はデータが消失する危険性が迫っているサイン。
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯の状態になる、ブザー音が鳴っている時にはデータ消失の危険性が迫っている事が大半で慎重な対応が求められるものです。データが保存されている内蔵HDDに重篤な障害が生じていることも少なくありません。まずは確認作業から進めていきましょう。
・STATUSランプの点灯、点滅、消灯からわかるLANDISKの状態
色や点灯の種類 | LANDISKの状態 |
---|---|
消灯 | LANDISKの電源が入っていない・システムが動いていない |
緑点灯 | システムの使用が可能 |
緑点滅 | システムが設定の処理を行っている ※緑点滅の時には設定画面の操作はできない |
赤点滅 | 直近で行った処理でエラーが発生した エラーが生じている状態で作業が終了してしまった ※内蔵HDDに障害が発生した事を示している事がほとんど |
・HDDエラーランプの点灯、点滅、消灯からわかるLANDISKの状態
色や点灯の種類 | LANDISKの状態 |
---|---|
消灯 | 番号に対した内蔵のHDDが正常に動作している |
赤点灯 | 番号に対する内蔵のHDDが接続されていない |
赤点滅 | 番号に対する内蔵のHDDに問題が生じている |
※LANDISKの「HDDエラーランプ」が赤点滅の状態になった場合にはデータが保存されているHDDが故障したことを示しているものです。HDDエラーランプが赤く点滅している状態のままLANDISKの使用を続ける・電源の入り切りや再起動など簡単にできることを行うだけでも状態が重篤化してしまいます。LANDISKのデータを失いたくない方は機器の電源を切り、プロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを検討しましょう。
・ブザー音とSTATUSランプ、HDDエラーランプの組み合わせでわかるLANDISKの状態
ブザー音 | STATUSランプ | HDDエラーランプ | 行った操作や状況 | LANDISKの状態と注意点 |
---|---|---|---|---|
無し | 消灯 | 消灯 | NASに電源コンセントが接続されている。 | LANDISK本体の電源が入っていない。 |
ピッ | 緑点滅 | 消灯 | 電源ボタンを押した後・通電されている状況。 | システムが起動している途中。 |
ピピピピもしくはピッピッピッ(繰り返し鳴る) | 赤点滅 | 赤点灯もしくは赤点滅 | 同上 | システムの起動ができない・内蔵のHDDのシステムが読み取れない・赤点灯・赤点滅・消灯しているHDDが故障している状況を示している。 |
同上 | 赤点滅 | 全て緑点灯 | 同上 | USBと接続したHDDとミラーリングの設定している際にHDDの故障が疑われる状況。 ※USBケーブルが外れている場合には挿し直しが必要になります。 |
無し | 緑点滅 | 消灯 | システムのシャットダウン時。 | システムのシャットダウン処理を行っている。 |
ピッ、ピッ、ピッ | 緑点灯 | 消灯 | LANDISKを使っている最中・システムを使っている時に突然、発生する。 | リビルドが完了したサイン。 |
ピーピーピー(繰り返し鳴る) | 緑点滅 | 赤点滅 | 同上 | HDDエラーランプが赤点滅、消灯している番号のHDDに障害や問題が生じている・RAIDがデグレードモードであることを示している状態。 ※デグレードモードとは、RAIDを構築しているHDDのいずれかがRAID構成から外されている状況の事を指します。 |
ピーポーと鳴り続く | 同上 | 同上 | 同上 | RAID崩壊が起きている・HDDランプが赤点滅・消灯しているHDDが故障している事を示している。 |
ピー | 緑点灯 | 消灯 | システムを起動させた直後。 | 正常に起動ができた。 |
ピーピーピー | 赤点滅 | 消灯 | 同上 | IPアドレス取得エラーが発生。 |
ピーピーピー | 同上 | 同上 | 同上 | UPSの警告機能が有効でUPSが接続できていない。 ※UPSの電源や監視用のUSBケーブルが正しく接続されているかを確認しましょう。 |
無し | 緑点滅 | 消灯 | フォーマットやチェックディスク、メンテナンスなど内蔵HDDに対した操作や処理を実行している最中。 | 内蔵HDDへの操作や処理を実行している最中は共有サービスが停止している。 ※共有フォルダへのアクセスはできない状況になります。 |
無し | 緑点滅 | 消灯 | 設定に関わる操作を実行している時。 | LANDISKの設定画面上で設定に関わる操作を実行中・WEBの上での設定操作はできない。 |
ピーピーピー | 赤点滅 | 消灯 | システムの使用中・運用中。 | インターネットの接続障害などが考えられる。Iobb.netと通信ができない・無効になっているサイン。 ※ネットワークの環境を確認し、問題がなければ再度有効にし直す必要が出てきます。 |
無し | 緑点滅 | 消灯 | USB機器をNASに接続した。 | USB機器を接続している・処理中のサイン。 |
ピッ | 緑点灯 | 消灯 | NASに接続したUSB機器の処理が完了。 | USB機器の接続が成功した合図。 |
ピーピーピー | 赤点滅 | 消灯 | 同上 | USB機器の接続に失敗したサイン。 |
ピッ | 緑点滅 | 消灯 | FUNCボタンを押した時。 | FUNCボタンの機能を実行している。 |
ピッ、ピッ、ピッ | 緑点灯 | 消灯 | FUNCボタンの処理が完了した。 | FUNCボタンの機能が正常に終了した合図。 |
ピーピーピー | 赤点滅 | 消灯 | 同上 | FUNCボタンの機能が失敗してしまったサイン。 |
LANDISKのブザーの音がピーピーピー・ピピピピ…など、数回鳴る場合やランプが赤点滅・赤点灯になっている時にはデータが失われるサインであることが大半で、慎重な対応が求められるものです。
少しでも困ったり悩んだりした際には操作や作業を止めることから始めましょう。原因が特定できていない・よくわからない時に通電し続ける・電源の入り切りや再起動など簡単にできることを試すだけでもLANDISKやHDD、内部部品の状態が悪化して取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。早く安く確実にLANDISKからデータを取り出したいと少しでも考えた場合にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを検討しましょう。
↓LANDISKからデータを取り出したい・復旧したいと考えた場合にはこちらも参照ください。
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になった時の対処方法を紹介
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になった時に試せる対処方法は下記の通り。
- LANDISKの再起動・電源の入り切りを行う
- 放電する
- ファームウェアを更新する
- 有線LANを使う
- HDDの交換とRAIDのリビルドを行う
- 復旧ソフトを使う
- 復旧業者に相談する
※LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になった場合には内蔵HDDや内部部品が故障していることが大半で、データ消失の危険性が迫っている状況となります。データが無くなったり取り出しができなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合には無理に対処方法を進めることはせず、プロのデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。無料相談を利用してから対処方法を進めても遅くは無いものです。
1.LANDISKの再起動・電源の入り切りを行う
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯状態になった時に簡単に試せる対処方法としては電源の入り切り、もしくは再起動を1回だけ行う方法が挙げられます。しかしながら、電源の入り切りや再起動はデータが保存されているHDDや基板など様々な部品に大きな負荷をかける行為でもあります。
LANDISKのランプが赤く点灯もしくは点滅し続ける・NASにアクセスができない・共有フォルダに接続ができないなどのトラブルが出ている時に電源の入り切りや再起動を1回行うだけでもHDDや基板に致命傷を与え、データ復旧・修理作業の難易度を上げる他、取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。失敗したくない・データを失いたくない方は無理に対処方法を試すことは避け、プロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。
2.放電する
LANDISKが高温になり、熱暴走が起きたことが原因でランプが赤点滅・赤点灯になった際にはNAS本体の電源を切り、しばらく時間を置いて放電・放熱を行ってみることで状況の改善が見込めることがあります。しかしながら、LANDISK内のデータが大事なもの・無くなったり取り出しができなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合には放電・放熱した後に電源の入り切りや再起動を試すことは避けましょう。NASや内蔵HDD、基板などは熱によって故障してしまうことが多く、筐体を触ってみて熱いと感じた後には、すでに様々な部品が故障している事がほとんどです。LANDISKが熱くなった後に放電を行っても状況が改善されることは稀であり、データを失いたくない方は機器が熱くなってランプが赤く点灯・点滅した後には余計な操作を行わずにプロの復旧業者に相談することを優先した方が良いものです。
3.ファームウェアを更新する
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯状態になった時にはHDDや基板など、内部部品が故障したことが原因で症状発生に繋がっていることが多いものの、OSの損傷によってトラブルが引き起こされていることもありえます。HDDや内部部品が壊れていない時にはファームウェアのアップデートを実施することで問題が解決できる場合もありますが、ブザー音が鳴る・ランプが赤く点灯もしくは赤点滅し続ける時にはファームウェアのアップデートを試してもトラブルの解決ができないばかりか状況を重篤化させてしまう事も多いため注意が必要となります。
また、ファームウェアのアップデートを行うには事前に準備することが多い・時間も手間もかかる一方でファームウェア自体が壊れてしまった場合や少しでもHDDや基板などが故障している際にファームウェアのアップデートを実行すると途中で止まったり、データが上書きされてしまったりすることが大半で、状態が悪化し、データが消失する危険性が高まります。LANDISKに保存しているデータが大事・無くなったり取り出しができなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合には無理に試すことは避け、データ復旧業者の無料相談を利用することを検討しましょう。
4.有線LANを使う
無線LANを使ってLANDISKのファームウェアデータをダウンロードした時には失敗してしまう事も起こりえます。ファームウェアのアップデートを実行したい時にはLANDISKとパソコン、両方を有線LANで接続してみることも対処方法の1つとして挙げられるものです。
5.HDDの交換とRAIDのリビルドを行う
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になった・ LANDISKが起動しない・共有フォルダにアクセスができないなどのトラブルが起きた際には障害が発生したHDDを新しいHDDに交換する方法もデータを復旧したい時に試せる対処方法の1つとして挙げられますが、データを消失させる危険な操作であることも認識しておきましょう。
LANDISKのランプが赤く点灯・点滅した場合には特定のHDDをすぐに交換してしまいがちですが、1台のHDDが故障した際には他のHDDも同様に故障しているか壊れかかっていることがほとんどです。そのような場合に壊れたと思ったHDDだけを交換し、RAIDのリビルド(再構築)をかけてしまうとデータの上書きが進む・RAID構成が崩れる・HDDの損傷具合が悪化する・HDDの故障台数が増えるなどデータ復旧・修理作業の難易度が上がる他、取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも多く起こりえるものです。データを失いたくない方は安易にHDDの交換は試さないようにしましょう。
↓共有フォルダにアクセスができない状況でお困りの方はこちらも参照ください。
6.復旧ソフトを使う
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になった時に中のデータを取り出したいと考えた際にはデータ復旧ソフトを利用する方法が頭に浮かぶかもしれません。
しかしながら、LANDISKが正常に動作しない・使えなくなった際に自分でどうにかしようとデータ復旧ソフトをダウンロードする・ソフトの機能でスキャンをかけるような事は止めておきましょう。データ復旧ソフトの機能を少し使っただけでもデータの上書きが進む・状態が重篤化してしまう事は多く起こりえるものです。
LANDISKなど、NASの不具合に対応しているデータ復旧ソフトは数が少ない上、修復が可能となるのは軽度な論理障害が発生している場合に限られます。LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になる時には中度以上の論理障害もしくは、物理障害が発生していることがほとんどで復旧ソフトは使えない他、使えたとしてもエラーの修復ができず後悔する結果に直結してしまいます。
7.復旧業者に相談する
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯の状態になった際にはLANDISKに接続ができない・共有フォルダにアクセスができない・ファイルやフォルダが開かない・NASが起動しない・LANDISKのアイコンは表示されていてもデータを見る事ができない等、機器が正常に使えない状態となるため、慌ててしまうことも多いものです。
少しでも悩んだり困ったりした際にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを検討しましょう。
LANDISKに保存しているデータが不要な方はメーカーや修理の専門会社に修理を依頼する方法も選択肢として挙げられますが、メーカーや修理の専門会社にNASを修理に出した場合にはデータが保存されているディスクは初期化される、もしくは新しいディスクに交換された上での修理対応となる事がほとんどで、LANDISK本体は使えるように戻ったとしてもデータは全て消去された状態で返却されてくる事になります。
また、メーカーにNASを修理に出した場合には機器を預ける期間が数週間から数か月単位に及ぶことがほとんどである事も注意点として挙げられるものです。LANDISK内に保存しているデータが無くなったり取り出しができなくなったりしたら困る・早く安く確実に復旧したいと思った時にはデータ復旧の専門業者に相談することを優先しましょう。
・データ復旧業者の選び方
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯表示になった場合にはデータが失われる危険な状態を示していることがほとんどです。どこの復旧業者に相談すれば良いのか悩んだ時には下記の様な項目をチェックしましょう。困らずに済みます。
- 高度な技術力を持っている(独自技術やAI技術の有無)
- 復旧、修理に要するスピードや対応が早い
- 料金プランや復旧費用例がホームページに記載されている
- クリーンルームなど専用環境下で修理・復旧作業を行っている
- 情報の守秘義務・セキュリティ管理が万全
- 復旧実績・復旧事例の有無
データ復旧業者は数多く存在していますが、サービス内容や復旧技術には大きな差もあるものです。アドバンスデータ復旧は1から6の項目、全てを満たしているおすすめのデータ復旧業者です。独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力で復旧・修理作業を行うからこそ、迅速な対応と低価格でのデータ復旧サービスを提供しています。LANDISK、TeraStationやLinkStationなどのNASやRAIDサーバー、外付けHDD、SSD、パソコン(Windows・Mac・自作)、USBメモリ、SDカードなど様々な機種に対して復旧・修理実績も多くあり、安心です。
LANDISKが赤点滅・赤点灯になった場合にやってはいけないこと
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯表示になった際には下記のようなことを行わない様にしましょう。
- 通電し続ける
- 電源の入り切りや再起動を試す
- HDDの交換や抜き差し・順番の入れ換えを行う
- RAIDのリビルド(再構築)をかける
- 内蔵HDDを単体でパソコンに繋ぐ
- HDDの開封や分解を行う
- 復旧ソフトを試す
- 操作や作業を続ける
1.通電し続ける
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯の状態になるような時には機器の電源を切ることを優先しましょう。通電し続けるだけでもデータが保存されている内蔵HDDに大きな負荷がかかる・HDD内の部品が動いてしまい、修理や復旧作業の難易度が上がる・状態が重篤化する他、データの上書きが進み、データが消失する事態に繋がることもありえます。
LANDISKに生じたトラブルを早く解決したい・費用を抑えてデータを復旧したいと少しでも考えた場合には電源ケーブルやLANケーブルなどを取り外し、通電されないようにすることから始めましょう。
2.電源の入り切りや再起動を試す
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯表示になった場合に試せる対処方法の中に電源の入り切り・再起動を行う方法がありますが、データが消失する危険性が高まる操作であることも認識しておく必要があります。
電源の入り切りや再起動を行うたびにHDD内の部品が動作してしまい、データを記録している部品(プラッタ)に傷や溝を作ると元には戻りません。
また、電源の入り切りや再起動など簡単にできることを試すだけでも復旧・修理作業の難易度が上がる・状態を重篤化させる等、後悔する結果に繋がることの方が多いものです。
LANDISKが赤点滅・赤点灯になる・ブザー音が鳴るような場合には内蔵HDDが故障したサインである事がほとんどで、電源の入り切りや再起動を安易に行うと例え1回だけだったとしてもHDDに致命傷を与えてしまう事もありえます。
LANDISK内のデータが大事・無くなったり取り出しができなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合には電源の入り切りや再起動を試すことは避け、プロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。
3.HDDの交換や抜き差し・順番の入れ換えを行う
LANDISKなどのNASは複数のHDDを使ってRAIDを構成し、アルゴリズムに沿ってデータを保存しています。また、HDDの順番に従ってRAIDを構築しているため、HDDの順番を入れ替えるとアルゴリズムの整合性が崩れデータの読み取りや書き取りができなくなる事やシステムの破損、データが上書きされてしまったりする事も起こりえるものです。LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯している場合など、不具合が出ている時にHDDの交換を行う事もデータを消失しかねない危険な作業となりえます。
RAID構成やHDDにトラブルが発生している場合にHDDの交換を行うとRAIDのリビルド(再構築)がかかり、LANDISK内のデータが全て消えてしまう事態に繋がることもありえます。LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になる等、HDDに障害が発生していることが考えられる時にはHDDの入れ替えや交換は行わないようにしましょう。どうしてもHDDを交換したいと思った際にはプロのデータ復旧業者に連絡してから進めても遅くはないものです。
4.RAIDのリビルド(再構築)をかける
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になっている場合にはHDDが故障している・もしくは壊れかかっていることがほとんどで慎重な対応が求められます。LANDISKに内蔵されているHDDは同時期に製造されているディスクであることがほとんどで、RAIDを構築しているHDDのうち、いずれかの1台が故障した時には他のHDDも故障している、もしくは壊れかかっていることが少なくありません。リビルドがかかることで壊れかけていたディスクが完全に壊れてしまったり、別の障害が生じてしまったりすることも起こりえます。
また、リビルド作業自体がディスクに大きな負担をかける行為となり、リビルドが失敗してしまったり途中で止まったりしてしまうケースも多く、その場合には保存されているデータが壊れてしまったり消えてしまったり上書きされてしまったりすることも多く起こりえるものです。データの復旧自体が難しくなってしまうケースに繋がることもありえます。どうしてもRAIDのリビルド(再構築)を行いたいと考えた時には一旦手を止めて、先にデータ復旧の専門業者に相談してから進めましょう。
↓RAIDのリビルドとは?下記では、失敗例や危険性について詳しく解説しています。
5.内蔵HDDを単体でパソコンに繋ぐ
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になる・ブザー音が鳴る・LANDISKにアクセスができない・いつものように使用ができない等のトラブルが生じた際にデータの復旧・取り出しだけ行いたいと考えた場合には、内蔵HDDを筐体から取り出してパソコンに直接接続する方法が頭に浮かぶかもしれませんが止めておきましょう。LANDISKなどに搭載されているHDDは複数のディスクを使用してRAIDを構築しており、単体でディスクをパソコンに接続しても外付けHDDのように使用はできない・中のデータの確認や取り出しはできない仕様になっています。
また、内蔵HDDを直接パソコンに繋いだことが原因でデータの上書きが進む・システムファイルが破損する・「フォーマットする必要があります」等のエラーメッセージが表示されるなどHDDの状態が重篤化する事態に繋がることも多いものです。また、LANDISKから取り出したHDDを筐体に戻した際にはRAIDのリビルドが自動的にかかることも多く、データを確認したい・自分で何とかできるかもと考えて安易に筐体からHDDを取り出した結果がデータを消失させる事態に直結することもありえます。
LANDISKなど、RAIDを構築しているHDD内のデータを救出したい・中身を確認したいと思った時こそ手を止めてデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。
↓LANDISKに障害が発生したかも?と思った時にはこちらも参照ください。
6. HDDの開封や分解を行う
LANDISKが正常に使えなくなり、データ復旧・修理作業が必要になった場合には内蔵HDDの故障によって症状が引き起こされていることが多いものの、HDDの分解や開封を会社や家庭内など普通の環境下で行ってはいけないものです。内蔵HDDや内部部品は少しのホコリや塵が付着してしまうだけ状態がすぐに重篤化してしまいます。そのため、分解や開封による復旧・修理作業はクリーンルームなどの専用環境下で進めることが必須となるものです。
人間の手術を専用の手術室で行うのと同じイメージです。万が一、設備の無い普通の部屋でNASやHDDの状態を診断するために分解や開封を行ってしまうとデータが消失する事態に直結してしまうことも多く注意が必要となります。LANDISKから確実にデータを復旧したい・費用を抑えて早くLANDISKの問題を解決したいと考えた場合には、プロの復旧業者のクリーンルーム内で診断および復旧作業を行ってもらうようにしましょう。
7.復旧ソフトを試す
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になる・NASが起動しない・共有フォルダにアクセスができない・内蔵HDDが認識しない・マウントされない等のトラブルが起きた時に自分でどうにかしようとデータ復旧用のソフトを購入したり、ダウンロードしたり、復旧ソフトのスキャン機能を試したりすることは避けた方が良いものです。復旧ソフトで対応が可能となるのは機器に軽度の論理障害が生じている場合に限られますが、個人で障害の程度(軽度・中度・重度)や障害の種類(論理障害もしくは物理障害)を判別することは難しいものです。
復旧ソフトを使う方法はRAID・NAS機器からデータを復旧したい時にはおすすめできない選択肢の1つとなります。安易に復旧ソフトの機能を使うだけでデータの上書きが進む・損傷箇所が増える・HDDの状態が重篤化する・HDDの故障本数が増える等、データの復旧・復元作業の難易度が上がる事やデータが消失する事態に繋がることも多く起こりえるものです。少しでも悩んだり困ったりした場合には手を止めてプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。
↓LANDISKが起動しない状況でお困りの方はこちらも参照ください。
8.操作や作業を続ける
LANDISKのランプが赤く点灯・赤や緑色で点滅している時にはすでに重大なエラーや障害が生じていて、データが失われる危険な状況であることが少なくありません。少しの間なら使えるかも・バックアップを取りたいと思って操作や作業を続ける事は避けましょう。よくわからないまま・あまり考えない状態で作業や操作を続けてしまうと後悔する結果に直結してしまいます。
LANDISKに保存しているデータが大事・無くなったり取り出しができなくなったりしたら困る・早く問題を解決したい・費用を抑えてデータを復旧したいと考えた場合には手を止めることを重要です。操作や作業を継続することで状態が重篤化し、取り返しのつかない状況に陥ってしまうこともありえます。少しでも困ったり悩んだりした時にはデータ復旧の専門会社の無料相談を利用することを検討しましょう。
↓LANDISKのランプが緑点滅になった時にはこちらの記事もご確認ください。
ランプが赤点滅・赤点灯になって異常を知らせるLANDISKの型番例
HDL-AA1・HDL-AA2・HDL-AA3・HDL-AA4・HDL-AA6 |
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HDL-AA2/E・HDL-AA1W・HDL-AA2W・HDL-AA3W・HDL-AA4W・HDL-AA6W |
HDL-AA3/E・HDL-AA4/E・HDL-AA6/E |
HDL-AAX1・HDL-AAX1W・HDL-AAX2・HDL-AAX2/E・HDL-AAX2W・HDL-AAX3・HDL-AAX3/E・HDL-AAX3W・HDL-AAX4・HDL-AAX4/E・HDL-AAX4W・HDL-AAX6・HDL-AAX6/E・HDL-AAX6W・HDL-AAX8・HDL-AAX8/E・HDL-AAX8W |
HDL-TA1・HDL-TA2・HDL-TA3・HDL-TA4・HDL2-TA2・HDL2-TA4・HDL2-TA6・HDL2-TA8 |
HDL2-AA2・HDL2-AA4・HDL2-AA6・HDL2-AA8・HDL2-AA12 |
HDL2-AA2W・HDL2-AA4W・HDL2-AA6W・HDL2-AA8W・HDL2-AA12W・HDL2-AA2/E・HDL2-AA4/E・HDL2-AA6/E・HDL2-AA8/・HDL2-AA12/E |
HDL2-AA0/E・HDL2-AAX0/E・HDL2-AAX12・HDL2-AAX12/E・HDL2-AAX12W・HDL2-AAX16 HDL2-AAX16/E・HDL2-AAX16W |
HDL2-AAX2・HDL2-AAX2/E・HDL2-AAX2W・HDL2-AAX4・HDL2-AAX4/E・HDL2-AAX4W・HDL2-AAX6 HDL2-AAX6/E・HDL2-AAX6W・HDL2-AAX8・HDL2-AAX8/E・HDL2-AAX8W |
HDL2-H8・HDL2-H4/TM3・HDL2-H4・HDL2-H6/TM3・HDL2-H8/TM3・HDL2-H4/TM5・HDL2-H6・HDL2-H6/TM5・HDL2-H8/TM5・ HDL2-H12/TM3・HDL2-H12・HDL2-H12/TM5・HDL6-H36・HDL2-H2/TM5・HDL2-H2・HDL2-H2/TM3 |
HDL2-H2/R・HDL2-H4/R・HDL2-H8/R・HDL2-HA12・HDL2-HA16・HDL2-HA2・HDL2-HA4・HDL2-HA8 |
DL4-H24R・HDL4-H16R・HDL4-H8R・HDL4-H12R・HDL4-H4R・HDL4-H8EX・HDL4-H24EX・HDL4-H16EX・HDL4-H12EX・HDL4-H4EX・HDL4-H32EX・HDL4-H32R |
HDL4-HA16EX・HDL4-HA16-U・HDL4-HA24EX・HDL4-HA24-U・HDL4-HA32EX・HDL4-HA32-U・HDL4-HA4EX・HDL4-HA4-U・HDL4-HA8EX・HDL4-HA8-U |
HDL6-H18・HDL6-H6・HDL6-H24・HDL6-H12・HDL6-H48 |
HDL6-HA12・HDL6-HA24・HDL6-HA36・HDL6-HA48・HDL6-HA6 |
上記は一例です。アドバンスデータ復旧ではLANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になる・アクセスができない・起動しない等、LANDISKに生じる様々な不具合や障害に対して、機種や型番を問わずデータ復旧・修理対応が可能です。
LANDISKに内蔵されているHDDの修理や復旧を考えた時は
LANDISK内でデータを保存しているHDDから確実にデータの復旧や修理作業を行うには1.高度な技術力2.深い専門知識3.互換性のある部品の調達4.クリーンルームなどの専用環境の4つに加え、経験値や判断力も必須となるものです。LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になった際に特定のHDDを取り出して個人で復旧作業や修理対応を行うことは難しく、クリーンルーム以外の普通の部屋やオフィス環境下でLANDISKのデータ復旧・HDDの修理作業を進めることはデータを消失させるリスクだけが高まります。
データを失いたくない方はプロのデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。無理に作業を進めようとしたり、電源の入り切りや再起動などの操作を続けてしまったりするだけで状態はすぐに悪化してしまいます。IODATA製に限らず、NASを使用していて何かしらのトラブルが発生した時には技術力の高いデータ復旧の専門会社に任せることを検討しましょう。その方が早く安く確実なデータ復旧が可能となるものです。
↓LANDISKの修理を行いたいと思った時はこちらも参照ください。
まとめ・万が一困った時には
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯になった・ブザー音が鳴るなどのトラブルが生じた時には慌ててしまうことも多いものです。大事なデータを保存しているLANDISKに接続ができない・起動しない・通常通りの動作ができないといった不具合が発生した時にはまずはLANDISK本体の電源を切ることから始めましょう。本体(筐体)やHDD、基板に障害が発生している時に電源の入り切りや再起動を試したり、通電を続けたり、使い続けようとすることは大変危険な行為となります。
LANDISKのランプが赤点滅・赤点灯表示になった・エラーや不具合が生じたLANDISKからデータを復旧するには深い専門知識や高度な技術力も必要となり、相談する復旧会社選びも慎重に行う必要が出てきます。アドバンスデータ復旧は独自技術やAI技術を持っており、高い技術力でLANDISKに対して復旧作業を行うからこそ、最短での納期と低価格でのデータ復旧サービスを実現しています。RAIDサーバーやNAS、HDDなど様々な記録媒体のデータ復旧の実績もあり、安心です。万が一、困った時には無料のデータ復旧相談から始めてはいかがでしょうか。