サーバーに接続ができない・起動しない・電源が入らない・システムダウンしてしまった・サーバー内のデータを誤って削除してしまった等のトラブルが生じた時には慌ててしまうことも多いものです。会社内でサーバーを使用中に症状や問題が発生した場合には業務に大きな支障が出てしまうこともありえます。サーバー本体やデータが保存されているHDDやSSDなどのストレージはある日、突然故障してしまう事も多く、何かしら不具合が発生した際には慎重な対応が求められるものです。ここでは、サーバーのデータ復旧が必要となる症状や障害内容、自分でできる復元方法について紹介していきます。
サーバーからデータが消失する・復旧が必要になる原因は
サーバーに何かしらの症状やトラブルが生じた際にはデータ消失の危険性が迫っている状況となり、大切なデータを復旧するには適切な対応が必要となるものです。
・サーバーからデータの復旧・復元作業を行う必要が出る原因例
- サーバーに論理障害が生じた
- サーバーに物理障害が生じた
- その他の原因例
サーバーに接続ができない・起動しない・電源が入らない・システムダウンしてしまった・サーバー内のデータを誤って削除してしまった・共有ファイルや共有フォルダが開かない等のトラブルが生じた時には主に下記2つの障害のいずれか、もしくは両方の障害が発生している事が推測されるものです。
1.サーバーに論理障害が生じた
サーバーに生じる論理障害とは、サーバー本体や内蔵HDDやSSDなどのストレージは故障していないものの、ストレージに記録されているデータやファイルシステムが破損した、データの誤削除などのヒューマンエラー・プログラム上の問題発生、ウィルス感染などによって生じる障害のことを指します。
・サーバーに論理障害が生じる原因例
- 間違って共有ファイル、共有フォルダを削除した、ファイルサーバーのデータを消去した/誤ってフォーマットした、初期化した/RAID構成の上書きを行ってしまった/RAIDのリビルド(再構築)に失敗した・途中でリビルドが止まった・リビルドが終わらない/新しいサーバーを設置した際にデータが入っている古いサーバーにデータを上書きしてデータが消えた/複数のサーバーを同時に運用中に個々のデータを同期したために必要なデータが上書きされた/ファイルシステムやプログラムファイルの損傷または破損が起きた/ファイルのインデックス情報が消えた/経年劣化(自然故障)/機器の動作中に電源ケーブルを抜いた/誤動作によるデータやファイルの削除や上書きが起きた/パーティションのサイズを誤って変更した/RAID崩壊が生じた/ウィルスに感染した、ウィルスに感染したことによってプログラムファイルが破壊された/ファイル名やフォルダ名が変わっている/フォルダ名やファイル名などが文字化けしている/データの整合性が乱れた/エラーメッセージが表示された/RAID情報が消えた/グレードの誤動作/イニシャライズの後、中身が消えた/未フォーマットと表示された/以前のスナップショットに戻った/シャドウコピーが消えた/クリーンインストールを行ってしまったなど
2.サーバーに物理障害が生じた
サーバーに生じる物理障害とは、機器本体やデータが保存されている内蔵HDDやSSDが物理的・機械的に故障、内部部品が破損したことによって生じる障害の事を指します。衝撃、振動などが加わった時や機器の水没、停電や瞬電の影響や経年劣化(自然故障)によっても引き起こされることが多いものです。
・サーバーに物理障害が生じる原因例
- サーバー本体や内蔵HDD、SSDの故障/ディスクがマウントされない/内部部品の故障や基板の破損/HDDのプラッタ上に傷が発生した/経年劣化(自然故障)/静電気/衝撃や振動が加わった/停電や瞬電が起きた/雷・豪雨・大雪・暴風・台風・地震など自然災害の影響/インバーターの故障/電源周りの故障/過電圧や電力部分に問題が起きた/室内が高温になり、機器本体や内蔵HDDも熱くなった/引っ越しや配置換え、長期休暇の後にサーバーに問題が起きた/サーバーが動いている時に電源ケーブルを抜いた/サーバーに違うケーブルを誤って挿した/ショートした/HDDを交換したら他のディスクも故障した/RAIDのリビルドに失敗した、リビルドが終わらない/異音がする、ブザー音やビープ音が聞こえる/動作音が聞こえない、ビープ音が鳴らない/ランプが赤や橙色で点滅、点灯する/エラーメッセージが表示される/煙が出た/RAIDコントローラカードが損傷した、認識しない/iSCSI Controllerが故障した/ツリー構造が損傷した/OSが起動しないなど
3.その他の原因例
・サイバー攻撃やランサムウェアなどのマルウェア感染
サーバーが使えない、データの読み込みができないなどの問題が起きる原因は外部からのサイバー攻撃やランサムウェアなど、サーバーがマルウェアに感染することによっても症状発生に繋がることがあります。
・アクセス過多
サーバーに対して、アクセスが過多になる・大きな負荷がかかるとサーバーが起動しない・システムダウンが起きるなどの症状発生に繋がることがあります。SNSやブログ内容がバズッたことによってサイトにアクセスが集中し、サーバーの処理が追い付かずにサーバーの機能が停止するような時には一時的な不具合であるため、時間が経過すると問題の解決が見込めますが、Dos攻撃・F5アタックなど外部からの攻撃によってサーバーに負荷がかかり、システムダウンを誘発されるようなこともあり、そのような場合には業務や営業活動に著しい悪影響を及ぼす事や損害の発生に繋がることもありえるため注意が必要となります。
サーバーからデータ復旧・復元作業を行う必要が出てくる症状例
下記の様なトラブルがサーバーに生じた場合にはデータ復旧・復元作業を今すぐ行う必要が出てきます。
- サーバーが起動しない・電源がつかない・立ち上がらない
- 共有フォルダや共有ファイルにアクセスができない・開かない・移動やコピーができない
- RAID情報にアクセスができない
- RAID情報が消えてHDDが個別で認識されている
- 本体のランプが赤や橙色で点灯、点滅になる
- エラーメッセージが表示されている
- OSが起動しない
- 必要なデータを削除した・ファイルが見つからない・ファイルが壊れている
- 内蔵HDDが認識しない・機能していない
- 異音やビープ音がする・焦げた臭いなど異臭がする
- ツリー構造が損傷した
- 分割ボリュームが読み出せない
- RAIDからディスクが外れた(RAID崩壊が起きた)
- VMwareで仮想マシンが起動しない
サーバーに何かしらのトラブルが発生した際にはほとんどの場合でデータが保存されている内蔵HDDが故障したことが原因となって症状が引き起こされているものです。そのため、機器に通電し続ける・電源の入り切りや再起動を試す・電源ケーブルの抜き差しを行うだけでもディスクに致命傷を与えてしまい、取り返しのつかない事態に繋がることも多く起こりえるため注意が必要です。サーバーに保存しているデータを失いたくない方は余計な操作や作業を行うことは止めてプロのデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。
サーバーからデータを復旧するために・今すぐ行いたい対処法5選
サーバーが起動しない・共有フォルダにアクセスできない・ファイルを間違って削除してしまった等のサーバーのデータ消失に繋がるトラブルが起きた時には、まず下記5つの対処法を行うことから進めましょう。
- ケーブルやランプの色や点滅、音などサーバー本体を確認する
- エラーメッセージの確認
- バックアップ機能のチェックを行う
- ゴミ箱機能を確認する
- サーバーの使用を止める
1.ケーブルやランプの色や点滅、音などサーバー本体を確認する
サーバーが起動しない・データにアクセスができない等の症状が発生した際には、まずは機器本体にケーブルが
きっちりと刺さっているか・電力供給に問題が無いかなどをチェックすることも重要です。引っ越しや配置換え、大掃除の後などにケーブルが抜けていた・抜けかかったために症状が引き起こされている事もありえます。また、サーバーの場合、データにアクセスができない・開かないなどの不具合が出ている時には本体のランプが赤色や橙色などの暖色の色で点灯や点滅状態になり、異常の発生や状態の把握が可能になるモデルも多く流通しているものです。サーバーに何かしらの症状が発生した際にはランプの色と点滅状態も確認しましょう。その他、異音がする・ブザー音やビープ音が聞こえる場合も要注意です。データが保存されているHDDなどのストレージに重篤な障害が発生していることが多く、ランプの色が赤い・異音やブザー音、ビープ音が鳴った時にはデータが永遠に失われる事態に繋がることも多いため、データを失いたくない方は機器の使用を止めてプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。
2.エラーメッセージの確認
サーバーに不具合が出た時にはエラーメッセージを確認することで機器の状態を把握することが可能になることがあります。パソコン本体のステータスが「degraded」表示になる・「Operating system not found」「Operating system loader is not found」などのエラーメッセージが表示されたなど、サーバーが使えなくなった時には表示されるエラーメッセージをメモに取ったり写真に撮ったりする様にしましょう。エラーメッセージが表示された際にはサーバーに保存しているデータが失われる危険な状態を示していることが多く、慎重な対応が求められるものです。データを失いたくない方はエラーメッセージの内容を専門の復旧業者に伝えることでトラブルが発生した原因や対処方法についてアドバイスが貰えます。余計な操作や作業を進めて状態を悪化させる前に復旧会社の無料相談だけでも利用しておきましょう。
3.バックアップ機能のチェックを行う
サーバー機器を運用している際には外付けハードディスクや他のNASやサーバーに定期的にデータのバックアップを取るように設定を行っている事も多いものです。バックアップ設定が正しく行われていれば、データを間違って消してしまった・フォルダやファイルを誤削除してしまった等のトラブルが起きた時にはバックアップ部分からすぐにデータを復旧できる可能性があります。バックアップが正常に動作しているかはバックアップのログから確認しましょう。バックアップデータが正しく動いていればエラーが出た・不具合が起きたHDDやSSDを交換し、リビルドをかけることでデータを復旧できる事もあります。
※HDDが1台故障した際には他のディスクも壊れかかっているか故障していることが大半で安易にHDDやSSDを交換すると複数のディスクが取り返しのつかないくらい損傷してしまう事やRAIDのリビルドが失敗し、データが上書きされ、データの復旧自体が困難となる事態に直結することも多く起こりえるため注意が必要です。データを失いたくない方は安易にディスクの交換やリビルド作業を進めることは避けた方が良いものです。
↓RAIDのリビルドとは?下記では、失敗例や危険性について詳しく解説しています。
4.ゴミ箱機能を確認する
サーバーの種類によってはゴミ箱機能が搭載されているモデルもあります。ゴミ箱機能が付いていて、設定が有効になっていれば、誤ってファイルやフォルダを削除してしまった等のヒューマンエラーによるデータ消失トラブルが起きた際には自分でデータの復旧ができることがあります。
5.サーバーの使用を止める
サーバーに何かしらの症状やトラブルが起きている場合には機器の使用を止めることから始めた方が良いものです。サーバーの電源を切らずに通電し続ける・電源の入り切りや再起動を試す・ケーブルの抜き差しを行う・新たなファイルやフォルダを作成するなど普段通りに使おうとする行為は状態の重篤化やデータの上書きを促進し、データを永遠に消失させてしまう危険性が高まります。復旧・復元作業の難易度を上げるだけでなく、復旧自体が難しくなってしまう事も起こりえるため、データが大事・無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合には機器の使用を止めることが重要となります。
サーバーのデータ復旧・復元方法を紹介
トラブルが生じたサーバーのデータ復旧・復元方法は自分で復元方法を試すか、専門の復旧業者に相談するかの2種類になります。
- 自分でサーバーからデータを復旧する方法
- 専門のデータ復旧業者に相談してサーバーからデータを復旧する方法
1.自分でサーバーからデータを復旧する方法
ファイルサーバーから誤ってデータを削除した場合などに試せるデータ復旧・復元方法を紹介します。
- ファイル履歴からサーバーから削除したデータを復旧する方法
- システムの保護からデータを復旧する方法
- 復元ソフトを使ってサーバーのデータを復旧する方法
1.ファイル履歴からサーバーから削除したデータを復旧する方法
ファイルサーバーからデータを削除してしまった場合にWindowsのパソコンを使用している際にはファイル履歴を使った復旧方法が試せます。
・ファイル履歴から削除したサーバーのデータを復旧する手順
- 「スタートボタン」をクリック→「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」の順でクリック
- 「ファイル履歴を使用してバックアップ」項目の下、「その他のオプション」を選択
- 「関連設定」→「現在のバックアップからファイルを復元」をクリック
- 復元したいフォルダやファイルを選択→「復元ボタン」を押す
※ファイル履歴を使ったデータ復旧方法は事前にファイル履歴の設定を有効にしていないと使用ができないものです。
・ファイル履歴の設定方法(Windows11やWindows10の場合)
- 外付けのストレージを接続→「ファイル履歴を使用してバックアップ」を選択
- 「その他のオプション」→「ドライブの追加」の順にクリックする
- バックアップ先のドライブを指定する
- 「ファイルのバックアップを自動的に実行」が「オフ」になっていた場合は、「オン」に切り替える
2.システムの保護からデータを復旧する方法
システムの保護(シャドウコピー)機能が有効になっている場合は、以前のバージョンに戻すことでファイルサーバーから誤って削除したデータなどを自分で復旧できる事があります。
・システムの保護を使って削除したサーバーのデータを復旧する手順
- 復旧したいデータが入っていたフォルダを右クリック→「以前のバージョンの復元」を選択
- 「以前のバージョン」タブを開く→復旧したい時点のファイルを選択
- 復旧したい日時のファイルを選択→「復元」をクリック
・システムの保護(シャドウコピー)機能の設定方法(Windows11やWindows10の場合)
- 「スタートボタン」を右クリック→「システム」をクリック
- 右側のメニューをスクロール→「システムの保護」をクリック
- 「システムのプロパティ」画面から「利用できるドライブ」内で保護機能を有効にしたいドライブを選ぶ
- 「構成」ボタンをクリック
- 「システムの保護を有効にする」を選択→「OK」をクリック
- 設定完了
3.復元ソフトを使ってサーバーのデータを復旧する方法
下記はサーバーにトラブルが生じた時に復元ソフトを使って自分で試せるデータ復旧・復元方法です。
- サーバーの型番・RAID構成・HDDの数を確認する
- サーバーに適した復元ソフトを取得する
- サーバーからHDDを取り出す
- HDDを直接PCに繋ぐ
- ソフトの画面に従って操作する
- 復旧完了
自分でファイルサーバーから削除したデータを復旧・復元したいと考えた場合にはRAID機器に対応したデータ復元ソフトを手に入れてソフトの機能を使ってサーバーからデータの復旧を試みることになります。
・復元ソフトを使ってサーバーからデータを復旧したい時に注意したい事
- サーバーおよびHDDに物理障害が生じている時には復元ソフトは使えない
- 復元ソフトでデータの復旧が可能となるのは軽度な論理障害が発生している時のみに限られる
1.サーバーおよびHDDに物理障害が生じている時には復元ソフトは使えない
サーバーからデータを復旧したいと考える症状が発生した際にはほとんどの場合で物理障害が生じているものです。そんな時に安易に復元ソフトを使う・スキャンをかけてしまうとデータの復旧ができないばかりか状態が重篤化し、データが永遠に失われる事態に陥ってしまう事が多いため、注意が必要となります。
サーバーが起動しない、電源が入らない・ファイルやフォルダにアクセスができない・機器本体のランプが赤く点滅している・ブザー音やビープ音、異音が聞こえる等の不具合が出てサーバーに保存しているデータが使えなくなってしまった場合には物理障害が発生していると考え、無闇に復元ソフトの機能を使う事やサーバー本体からHDDを取り出す事は避けましょう。後悔する結果に直結してしまいます。
2.復元ソフトでデータの復旧が可能となるのは軽度な論理障害が発生している時のみに限られる
サーバーに限らず、復元ソフトを使って記録媒体からデータの復旧が可能となるのはメディアに軽度な論理障害が発生した場合に限られるものです。ファイルサーバーに保存しているデータを間違って削除した・誤フォーマット・初期化してしまった際もサーバーなどのRAID機器は特殊なファイルシステムで動いていることもあり、トラブルが生じた際には中度以上の論理障害が発生していることがほとんどです。サーバーからデータを復旧したいはずが、安易に復元ソフトを使う・スキャンをかけてしまうとデータの上書きが進む・ファイルシステムが損傷する・RAID構成が崩れるなど取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。サーバーから確実に費用を抑えてデータを復旧したいと少しでも考えた場合には復元ソフトを使ったデータ復旧方法は試さない様にした方が良いものです。どうしても復元ソフトを使ってみたいと思った時には作業や操作を進める前にプロの復旧業者の無料相談を利用してからでも遅くはありません。
2.専門のデータ復旧業者に相談してサーバーからデータを復旧する方法
サーバーが起動しない、電源が入らない・共有フォルダにアクセスできない・サーバー内のファイルやフォルダを間違って削除した・本体のランプが赤や橙で点滅、点灯する・エラーメッセージが表示された・サーバーに接続ができない等、何かしらトラブルが発生した際には慌ててしまうことも多いものです。サーバーに入っているデータが大事・費用を抑えてデータを取り出したい・早く機器を使えるようにしたい方はプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することが問題解決への近道となります。サーバーにトラブルが生じた際に専門のデータ復旧業者に相談した場合には、深い専門知識や高度な技術力を持って機器に発生した症状の原因や障害の種類、障害箇所の特定ができ、物理障害もしくは論理障害、その両方が生じていたとしても対応が可能となります。サーバーに何かしらのトラブルが発生した際にデータが不要な方はメーカー修理や修理の専門会社に機器を修理に出す方法も選択肢の1つに挙げられますが、サーバーを修理に出した場合にはデータが保存されているディスクは初期化されるか新しいディスクに交換された上での修理対応になるため、サーバー自体は稼働できるように戻ったとしてもデータは全て消去された状態になって戻ってくることになります。サーバーに保存しているデータが無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合にはデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。希望する結果に繋がります。
・データ復旧業者の選び方
データ復旧業者の数も多く、どこの会社に相談したら良いのかわからない等、困ってしまうことも少なくありません。データ復旧業者を選ぶ際には下記の様な項目をチェックしましょう。
- 高度な技術力を持っている(独自技術やAI技術の有無)
- 復旧、修理に要するスピードや対応が早い
- 復旧料金プランや復旧費用例がホームページに記載されている
- クリーンルームなど専用環境下で復旧・修理作業を行っている
- 情報の守秘義務・セキュリティ管理が万全
- 復旧実績・復旧事例の有無
復旧業者選びで悩んだ場合には「独自技術」や「AI技術」を持っている会社であるかを確認しましょう。技術力の高いデータ復旧業者を選ぶ基準となります。高度な技術力を持った会社が復旧作業を行って初めて早い対応と費用を抑えたデータの復旧が可能となるものです。アドバンスデータ復旧は1から6の項目、全てを満たしているおすすめのデータ復旧業者です。依頼をすればどこの会社でも同じように復旧ができるわけではありません。データ復旧業者ごとに技術力やサービスの内容には大きな差もあるものです。万が一、技術力の無い会社にサーバーを出してしまうとデータの復旧が難しかったり時間がかかったり、状態を悪化されてしまうことも起こりえます。そのため、最初に依頼するデータ復旧業者の選択はとても重要となるものです。アドバンスデータ復旧は独自技術やAI技術を持っており高度な技術力でサーバーのデータ復旧を行っています。高度な技術力があるからこそ、復旧作業にかかるスピードや納品までの時間が早く、低価格でのデータ復旧サービスを提供しています。サーバーやNAS、RAID機器、HDD、SSD、パソコン、SDカード、USBメモリなどの論理障害・物理障害を問わず、データ復旧や修理に多くの実績もあり安心です。情報の守秘義務やセキュリティ管理も徹底しており、クリーンルームも完備しています。
サーバーの主なメーカーとシリーズ例
メーカー | 主なシリーズ・型番例 |
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DELL(デル)EMC | 【主なシリーズ】 PowerEdgeシリーズ・PowerConnectシリーズ・PowerApp Appllanceシリーズ・PowerVaultシリーズ・EMC Productシリーズ・Dell EqualLogicシリーズ・Compellentシリーズなど 【DELL製品の型番例】 タワー型:T100・T105・T110・T300・T310・T320・T410・T605・T610・T710 ラック型:R200・R300・R805・R900・R905・R210・R310・R410・R510・R610・R710・R815・R910・ ブレード型:M600・M605・M805・M905・M610・M710・M1000e その他の型番:SC430・SC440・SC1420・SC1425・SC1430・SC1435 800・830・840・850・860・1800・1850・1855・1900・1950・1955・2800・2850・2900・2950・2970・6800・6850・6950など |
HP・Hewlett Packard Enterprise ( ヒューレットパッカードエンタープライズ ) | 【主なシリーズ】 HP ProLiant・HP StorageWorks 【HP製品の型番例】 タワー型:ML30 Gen・ML110・ML30 Gen9・ML310・ML350・ML370・X1500 G2 ラック型:DL20 Gen10・DL120G5・DL325・DL360・DL380・DL385・DL560・DL580・MSA60・X1400 G2・X1600 G2 ブレード型:Bl460c Gen8・Bl460c Gen9・Bl460c Gen10 SOHO向けモデル:X510 Data Vault(HP StorageWorks)など 【ストレージ・Fiber Channelモデル例】 MSA 2060・MSA 2062・MSA1060など 【HP、HPE StorageWorksモデル例】 StorageWorks MSA2000・MSA1500・MSA1000、HPE MSA 2062・HPE MSA 2060・HPE MSA 1060など |
富士通(FUJITSU) | 【主なシリーズ】 PRIMEGY (プライマジー) 【富士通製品の型番例】 タワー型:TX50・TX100・TX140・TX150・TX200・TX600・TX1310・TX1320・TX1330・TX2540・TX2550 ラック型:RX300・RX1330・RX2520・RX2530・RX2540・RX4770 |
NEC | 【主なシリーズ】 Express5800/50・Express5800/100・Express5800/200・Express5800/300・Express5800/600・Express5800/1000・Express5800/R・Express5800/T・Express5800/GT・Express5800/3700・Express5800/S7050 【NEC製品の型番例】 タワー型:GT110i・T110j・T110i・T110j-S・T120h ラック型:R110j-1・R110i-1・R120h-1E・R120h-2E・R140h-4・R320 モジュラーサーバー:D120h・DX2000 |
IBM(Lenovo) | 【主なシリーズ】 IBM xSeries・IGUAZU Secured Flash Storage・Lenovo Storage 【IBM製品の型番例】 xSeries346・xSeries 236・IBM System x3200など 【イグアス(IBM)製品の型番例】 5200-S20E・5200-F20B・5200-F30E・5015 F10・5035 F10・など 【Lenovo製品の型番例】 DE6000F (ThinkSystem)・ |
バイオス | Excella 212シリーズ |
Leadtek | 【WinFast ワークステーション・サーバー】 WinFast GS2040T・GS4840・GS2045T・GS4845・GS1030ST・GS2030T・GS4830NT・GS4830AT・HSA1600など |
上記メーカーの他、Oracle(SUNマイクロシステム)・Cisco・日立製のサーバー(HA8000シリーズ・HA8500シリーズ)、Apple・Linksys・Soltec・NetApp(FASシリーズ、AFFシリーズ)・StorTrends・DataCore・Nexsan・Thecus・Infortrend・ニューテック・Oracle・Drobo・LaCieなど、アドバンスデータ復旧では、メーカー・機種・型番を問わずサーバーのデータ復旧が可能です。
↓DELLのサーバーからデータを復旧したいと思った時にはこちらも参照ください。
サーバーの種類
下記はサーバーの主な種類です。
- ・仮想サーバー
- ・ファイルサーバー
- ・メールサーバー
- ・データベースサーバー
- ・SQLサーバー
アドバンスデータ復旧では、仮想サーバーやファイルサーバー、SQLサーバーなど上記サーバーに関する様々なトラブルに対して多くの復旧実績があります。
↓富士通のサーバーからデータを復旧したいと考えた方はこちらも参照ください。
サーバーのRAIDの種類(レベル)
サーバーでよく利用されているRAIDの種類(レベル)は下記のようなものがあります。
- ・RAID0(ストライピング)
- ・RAID1(ミラーリング)
- ・RAID5
- ・RAID6
- ・RAID01(0+1)
- ・RAID10(1+0)
アドバンスデータ復旧では、RAID0(ストライピング)、RAID1(ミラーリング)、RAID5、RAID6、RAID10(1+0)、RAID01(0+1)、その他のRAIDの種類も含め、様々なサーバーのRAIDレベルに対してデータ復旧対応が可能です。
↓RAID機器からデータを復旧・復元したいと思った時にはこちらも参照ください。
サーバーからデータを復旧したい時にやってはいけない事
サーバーが起動しない・データやRAID情報にアクセスができない、エラーメッセージが表示された・ランプが赤や橙色で点滅する等、サーバーが使えなくなった場合や誤ってファイルサーバー内のデータを削除してしまった時には下記のような事を行わない様に注意しましょう。状態が悪化してしまいます。
- 通電し続ける
- 電源の入り切りや再起動、ケーブルの抜き差しを試す
- HDDの交換や抜き差し、取り外しを行う
- RAIDのリビルド(再構築)を行う
- サーバー本体からHDDを取り出してPCに接続する
- 分解や開封を行う
- 復旧ソフトを試す
1.通電し続ける
サーバーに問題が起きた場合には機器の電源を切って、状態が悪化しない様に努めることが最善の対処方法となります。電源ケーブルを繋いだまま機器に通電がされ続けてしまうだけでも症状や障害が重篤化する・データの上書きが進む事も多く起こりえるものです。サーバーに何かしら不具合が出た時には機器に通電がされないようにすることから始めましょう。
2.電源の入り切りや再起動、ケーブルの抜き差しを試す
サーバーや仮想マシンが起動しない・共有フォルダやファイルなどデータにアクセスができない・ランプが赤や橙色で点滅する・エラーメッセージが表示される・OSが起動しない等、機器に問題が起きた時には電源の入り切りや再起動、ケーブルの抜き差しなどを行ってしまうかもしれません。しかしながら、サーバーが正常に動作しない・アクセスができない等の不具合が出た際にはデータが保存されている内蔵HDDが故障したことが原因で症状発生に繋がっていることがほとんどで、電源の入り切りや再起動、ケーブルの抜き差しなど簡単にできることを試すだけでもディスクや内部部品に大きな負荷をかけ、データの復旧や修理作業の難易度を上げる他、取り返しのつかない状況に陥ってしまうこともありえます。HDDに故障や損傷が生じている場合に電源の入り切りや再起動を繰り返すとそれだけでデータが保存されているプラッタと呼ばれる円盤状の部品に傷や溝ができる他、データが入っている箇所そのものをえぐり取ってしまうことも起こりえるものです。その他、データの上書きが進む・内部部品の損傷箇所が増える・RAID構成が崩れる・RAIDコントローラカードの誤作動を引き起こす等、状況の改善が見込めないばかりか逆の結果になることが多く注意が必要です。サーバー内のデータを失いたくない方は作業や操作を安易に進めることは避けて、プロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。希望する結果に繋がります。
3.HDDの交換や抜き差し、取り外しを行う
サーバーは複数のHDDやSSDを使ってRAIDを構築している事が多い機種の1つです。RAIDの種類をRAID0以外で構築していた場合には内蔵HDDが故障したとしても問題があるHDDを交換すれば、簡単にデータを復旧できるものと認識してしまっているかもしれません。しかしながら、サーバーに問題が起きた場合には複数のHDDが故障している・壊れかかっていることが大半で安易にエラーが出た・ランプが赤点灯になったHDDを交換してしまうと複数のHDDの障害が重症化し、データが永遠に失われる事態に繋がってしまうことも多く起こりえるものです。また、サーバーに内蔵されているHDDやSSDは複数のディスクを使ってRAIDを構成しているため、どれか1つのディスクを取り外したり、抜き差しを行ったりするとデータ情報がバラバラになる・データの上書きが進む・RAID構成が崩れる等、取り返しのつかない状況に陥ってしまうこともありえます。サーバーに保存しているデータを失いたくない方は無闇にHDDの交換や取り外し、抜き差しなどの行為は行わない様にしましょう。
4.RAIDのリビルド(再構築)を行う
サーバーに問題が起きた際には内蔵HDDやSSDが故障している・複数のディスクが同時に壊れかかっていることが大半です。そのような時にRAIDのリビルド(再構築)を安易に行ってしまうとリビルドが途中で止まる・失敗する・他の障害が併発する・データの上書きが進むことがほとんどで、リビルドが正常に完了しなかった場合にはデータ復旧・復元作業の難易度が上がるばかりか復旧自体が困難となってしまう状況に陥る事も多く起こりえるものです。サーバーに入っているデータが無くなっても良い・失敗しても良い方以外はHDDの交換や抜き差し、取り外しの後に自動的にかかるRAIDのリビルド(再構築)だけでなく、自発的にリビルドの操作を進めることは避けましょう。
5.サーバー本体からHDDを取り出してPCに接続する
サーバーが動作しない・データにアクセスができない等の問題が発生した際に内蔵HDDやSSDを機器から取り出して外付けハードディスクのようにパソコンに直接、繋げばデータを復旧できるのでは?ファイルやフォルダを使えるのでは?と考えてしまうかもしれません。しかしながら、サーバーに内蔵されているHDDやSSDはRAIDを構成していることからファイル形式やシステムが特殊であるため、外付けハードディスクなどのようにパソコンに直接繋いでも保存されているデータを確認したり使ったりすることはできないものです。サーバーに保存していたデータを見る事ができないだけでなく、安易に機器に内蔵されていたHDDをパソコンに繋ぐだけで状態が重篤化する・データの上書きが進む・ファイルシステムが破損する他、「フォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」「フォーマットされていません」などのエラーメッセージが表示されるなど、新たな問題が併発することやデータの復旧・修理作業の難易度を上げる他、データ復旧自体が難しい状況に陥ってしまうことお多く起こりえるものです。サーバーに搭載されているHDDをパソコンに接続する行為はデータを永遠に消失させる行為ともなりえるため、行わない様に注意しましょう。
6.分解や開封を行う
サーバーが起動しない・共有フォルダやファイルにアクセスができないなど、何かしらの症状が出た場合には原因を突き止めたいと考えるかもしれません。しかしながら、損傷箇所の確認や個人で復旧・修理作業を行おうとサーバーやHDDを分解してはいけないものです。分解・開封を行って確実にサーバーからデータ復旧や修理を行うには1.高度な技術力2.深い専門知識3.互換性のある部品の調達4.クリーンルームなどの専用環境の4つに加え、経験値や判断力も必須となります。クリーンルーム以外の普通の部屋やオフィス環境下でサーバーのデータ復旧・復元作業を進めることはデータを消失させるリスクだけが高まります。人間の手術を専門の医師が手術室で行うのと同様でサーバーやHDDや内部部品の修理、データ復旧を行うには専門の技術員が適した場所で作業して初めて成功へと繋がるものです。サーバーを使用していてトラブルが発生した時には技術力の高いデータ復旧の専門会社に任せることを優先しましょう。その方が早い対応と費用を抑えた確実なデータ復旧が可能となります。
↓サーバーの修理を行いたいと考えた場合にはこちらも参照ください。
7.復旧ソフトを試す
サーバーが立ち上がらない・接続ができない・ファイルサーバーのデータを間違って削除した、誤フォーマットした等のトラブルが起きた時に自分でどうにかしようとデータ復旧用のソフトを購入したり、ダウンロード・インストールしたり、復旧ソフトのスキャン機能を試したりすることは避けた方が良いものです。データ復旧ソフトで対応が可能となるのは機器に軽度の論理障害が生じている場合に限られます。しかしながら、障害の程度(軽度・中度・重度)や障害の種類(論理・物理)を正しく判別するには深い専門知識や高度な技術力も必須となります。サーバーやRAID機器は特殊なファイルシステムで動いていることもあり、復旧ソフトの機能ではデータの復旧ができないことの方が多い点も注意点として挙げられます。あまり考えずに復旧ソフトの機能を使ってしまうとそれだけでデータの上書きが進む・ディスクの状態が重篤化する・他の障害が併発する等、データの復旧・復元作業の難易度が上がる事やデータを永遠に消失させてしまう事態に繋がることも多く起こりえるものです。サーバーに保存しているデータが無くなったり取り出しができなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合には復旧ソフトの利用は避け、プロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。
まとめ・万が一、困った時には
サーバーはある日、突然使えなくなってしまう等、トラブルが発生してしまうことが少なくありません。万が一、サーバーが起動しない・データにアクセスができない・共有フォルダのデータが消えてしまった、誤ってファイルを削除した・エラーメッセージが表示されている等、サーバーの故障や内蔵ディスクの損傷が考えられる場合やサーバーからデータを取り出したい・早く問題を解決したい・費用を抑えて復旧したいと思った時には、まずは、作業や操作を止めることから始めましょう。電源の入り切りや再起動、ケーブルの抜き差しなど簡単にできることを試すだけでも状態が重篤化し、データが戻らなくなってしまう・データの取り出しが難しくなってしまうことも多く起こりえるものです。アドバンスデータ復旧は独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力でサーバーのデータ復旧と機器の修理、両方に対応が可能です。スピードも早く、復旧料金も抑えられるためおすすめです。サーバーやRAID機器の復旧に多くの実績もあり安心です。困ったり悩んだりした場合にはまずは無料の相談から始めてはいかがでしょうか。